中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは。教室長の丹下です。
夏休みの宿題は順調に進んでいるでしょうか?
夏休みの宿題といえば苦労する子が多いのが、読書感想文や作文ではないでしょうか。
前回は読書感想文の書き方についてお話したので、(まだご覧になってない方はこちらも合わせてご覧ください→必見!読書感想文を書くコツ!)
今回は「作文の書き方」についてお話します。
まずはテーマの選び方に関して。
テーマは、自分の体験や経験に基づいたものを選ぶと良いです。
例えば、部活動や習い事などずっと続けていることだったり、家族や先生など身近な人の存在のことだったり・・・
自分が関心のあること、単純に好きなこと、詳しいことの方が書きやすいですよね!大人も子どもも一緒です。
難しいテーマだと、作文が苦手な子にとっては、よりモチベーションが下がってしまいますよね。
テーマがある程度自由であれば、子どもが好きなものをテーマにするのが一番です。
次に構成に関して。
テーマを決めたら、だいたいの流れを考えていきます。以下の2パターンどちらかがおすすめです。
①それを始めたきっかけや出会ったときの出来事をはじめに書く・・・時間の流れに沿って書いていくやり方です。これからどんなことを書こうとしているのか伝え、内容を掘り下げていき、最後にまとめを書いていきます。
②その経験や人から得たものや感じたことを先に書き出す・・・結論やまとめを先に書くやり方です。この書き方だと、自分の言いたいことがより強く伝わります。
そして文章表現に関して。
作文を書く上で意識してほしいことは、
- 一文は短めに。
- 自分の感情を入れる。
- 状況を具体的に書く。
- 書き出しを工夫する。
この4つです!
どうしたら読み手が読みやすくなるか、どうしたら自分の言いたいことが伝わるのかを考えましょう。
だらだら書き連ねても結局何が言いたいのかわからなくなります。短い文章で細かく伝えることが大切です。
また、感情をたくさん入れたり、そのときどきの場面を細かく描写すると、読み手はその場にいるような感覚で読むことが出来ます。 例えば、「」を使って会話を入れたり、“ドンドン”などの音を入れたり、たとえ(比喩)を使ったり。方法はたくさんあります。
これは書き出しにも使えます。 会話文から始めたり、音を使って情景描写から始めたりすることで、読み手に「これからどんなお話が始まるんだろう」と 興味を引かせることができます。
以上、ここまで簡単に書き方のコツを伝えていきましたが、まずはたくさん書いてみることが大切です。
書いていくうちに少しずつ「もっとこうしてみよう」とアイデアが浮かんできます。
お子さんは何の話なら筆が進むのでしょうか?
作文を書かなくてはいけないから、好きなものを見つけよう!という義務感を持って考えるより、
「自分って何が好きなんだろう?どんなことを考えているときが楽しいんだろう?」と、わくわくした気持ちでお子さんと一緒に考えてみたら、
良いテーマが浮かぶかもしれないですよ。