中学生活成功への道! 小6のうちに親子でやることリスト~学習塾講師の視点から~

小学校生活も残りわずか。来年には中学生になるお子さんの成長を楽しみにする一方で、「中学生活に向けて何を準備すればいいの?」と不安に感じる保護者の方も多いのではないでしょうか。

今回は、学習塾で多くの子どもたちを見てきた経験を活かして、「この時期に親子でやっておくべきこと」を紹介します。

学習面 ~「勉強の習慣」と「基礎固め」を~

中学校に入ると、小学校と比べて学習内容が格段に難しくなります。特に、英語や数学は「積み重ねが必要な科目」です。小6のうちにこれらのことを意識しておきましょう。

  • 勉強の習慣をつける:小学校の宿題だけでなく、自主的に机に向かう時間を作りましょう。「毎日30分だけは必ず勉強する」など、短時間でも継続することが大切です。
  • 基礎の総復習:算数では「計算力」、国語では「読解力」、英語では「アルファベットや簡単な単語の読み書き」など、中学に入って困らないレベルまで確認しておくと安心です。
  • 学習方法を知る:中学では定期テストが始まり、勉強の仕方も変わります。「暗記のコツ」や「ノートの取り方」など、少しずつ試してみるとよいでしょう。

生活面 ~「自立心」と「生活リズム」を整える~

中学生活では、小学校よりも「自分で管理すること」が求められます。保護者の方がすべてサポートするのではなく、少しずつ自立できるよう促しましょう。

  • 時間管理を練習する:中学校では部活動や宿題などで忙しくなります。今のうちから「自分でスケジュールを立てる」「時計を見て行動する」習慣をつけておくと、スムーズに適応できます。
  • 生活リズムを整える:中学に入ると、朝早く起きて登校し、放課後は部活動や勉強で遅くなることも。小6のうちから「早寝早起き」の習慣をつけておきましょう。
  • 身の回りのことを自分でやる:制服の準備、忘れ物チェック、学校の予定管理など、「親が全部やる」のではなく、子ども自身でできるように促しましょう。

勉強や生活のこと以外で今からやるべきことは?

この時期は、親子の関係が変わり始める大切なタイミングでもあります。中学に向けて、不安や期待を共有する、話し合う時間を持つことがとても大切です。

保護者様がどんな考えを持っているのか?お子様はどんな考えを持っているのか?お互い、言葉にしないと意外と分からないものです。

  • 中学生活のイメージを共有する:「どんな部活に入りたい?」「勉強と遊びのバランスはどうする?」など、子どもが思い描く中学生活を聞いてみましょう。
  • 悩みや不安を話せる環境をつくる:成績や友人関係など、中学に入ると新しい悩みが増えます。「困ったことがあったら相談していいんだよ」と伝えておくと、子どもも安心できます。
  • 親の価値観を押し付けすぎない:中学になると、親の意見と子どもの考えがぶつかることも。価値観を押し付けるのではなく、「子ども自身が考え、決める」機会を増やしましょう。

小6のこの時期は、中学に向けた準備期間としてとても大切です。「学習習慣」「生活リズム」「親子のコミュニケーション」の3つを意識しながら、無理のない範囲で準備を進めていきましょう。

小学校最後の時間を大切にしながら、楽しく前向きに中学進学を迎えられるとよいですね。

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