行動科学で不安を和らげる!子どもが安心できる家庭のつくり方
受験生は、このタイミングで夏休み中にできたこと・できなかったことを振り返ってみましょう。
さらに、それを踏まえて志望校合格への道筋を改めて考えます。そして、スモールゴールを設定しましょう。
スモールゴールのメリットや効果
大きな目標を細分化したスモールゴールを設定すると、モチベーションの維持がしやすくなります。
また、集中力が高まり効率的な勉強ができる、問題や課題に気づきやすい、といった点もメリットです。
小さなゴールを何度も積み重ねることで達成感も得やすく、勉強への意欲が増して自発的に勉強に取り組める効果があります。
受験勉強は長期戦ですので、途中で息切れすることなく勉強に取り組めるように、スモールゴールの設定が大切になるのです。
スモールゴールの立て方
スモールゴールが受験勉強に有効なことが分かっても、実際に立てようとするとどうしたら良いか分からない子もいるかと思います。
受験に向けたスモールゴールは
- 入試までの期間や過程の確認
- 自分の学力やレベルの把握
- やるべきことの洗い出しと細かな目標設定
の手順で立てるようにします。
まずは今から入試までにはどのくらいの期間があるのか、そこまでの過程(例:入試までに行われる定期テスト)などを確認しましょう。
続いて、自分の今の学力を確認、夏休み中にできたことやできなかったことを踏まえて、やるべきことの洗い出しと細かな目標設定をします。
スモールゴールの達成を積み重ねて志望校に合格しよう!
スモールゴールの具体例としては「2学期の期末テストで〇点以上をとる」などです。
1~3カ月程度で達成できるようなものがベスト。
また、スモールゴールを達成するためにどのような行動をとれば良いのかを考えましょう。
たとえば、「毎日の自主学習を30分増やす」のようなもので、これを行動目標と呼びます。
「行動目標を毎日達成して、1~3カ月ごとのスモールゴールも達成、最終的な志望校の合格を達成する」といった道筋が出来上がります。
チェックリストをつくって、日々の行動目標が達成できたか、スモールゴールを達成できたかなどを確認すると達成感も得られやすく、軌道修正が必要なときも分かりやすいです。
受験生のみなさんは、この機会にぜひスモールゴールを上手く利用して、志望校の合格を目指しましょう。