「アドバイスより、ただ聞いてほしい」不安な子どもへの接し方のヒント

6月の揺れやすい時期。子どもも不安、そして親も不安。そんなとき、どう接すればいいのか。

正解はひとつではありませんが、「こうしてあげなきゃ」と思いすぎないことが、大きなポイントになります。

アドバイスより、共感を

「友だちとうまくいかない」「勉強がわからない」。そんな言葉を聞いたとき、親としてはつい何か解決策を言いたくなります。

でも、多くの場合、子どもが求めているのは“答え”ではなく、“気持ちの理解”。「そう思ったんだね」と、まずは気持ちに寄り添うことが何よりのサポートになります。

不安な自分も受け入れて

「私まで不安になってどうするの…」と自分を責めてしまう保護者様もいます。

でも、親だって人間。不安を感じるのは当然です。

大切なのは、その不安に気づいて、「今はそういう時期なんだな」と一度受け止めることです。

“一緒にいる”ことが力になる

子どもにとって必要なのは、「わかってくれる大人がそばにいる」という実感。

何かをしてあげなくても、話を聞いてもらえるだけで、安心できるものです。

完璧な言葉より、「ここにいてくれる」という存在そのものが、子どもにとっては何より心強いのです。