勝っても負けても、“最後の夏”は特別

まもなく夏本番。この時期、中学生の多くが「部活動の節目」を迎えます。

特に中学3年生にとっては、いよいよ「最後の大会」が目前。努力を重ねてきた時間の集大成となる試合やコンクールが控え、子どもたちの心は日々揺れ動いています。

中3の心の揺れ

中3のお子様は、「勝てばもう少し続けられる」「負けたら引退」という状況に、緊張感や焦りを抱きやすくなります。

結果を思うように出せなかったら…後悔するのでは…そんな不安が押し寄せ、今までにない感情に戸惑っている子も少なくありません。

一方で、「やりきった」と思えるような時間にできるかどうか、自分と向き合う大切な時期でもあります。

 

下級生の葛藤

中1・中2のお子様にとっても、夏は「自分の立ち位置が大きく変わる」時期です。

先輩が引退すれば、いきなり「部活の主力」に近づきます。新しい役割や責任を担うことへの不安が生まれ、なかには「自分にできるのか…」と自信をなくしてしまう子もいます。

不安の裏にある成長

このように、夏の部活動は学年ごとに異なる不安を生みますが、共通しているのは、大きな変化の中で子どもたちが自分なりに前に進もうとしているということです。

保護者様にとっては、まさに「子どもの成長をそっと見守る時期」と言えるかもしれません。

 

寄り添う言葉が力に

部活に対してネガティブな発言が増えたときも、すぐに「やめたら?」とは言わず、まずは気持ちを受け止めてあげてください。

「大事な時期だからこそ、不安になるんだね」と言葉をかけるだけで、お子様はぐっと安心できます。

話したがらないときも、無理に聞き出さず、ただそばにいてあげることが支えになります。

節目を力に変える

そして、大会の結果がどうであれ、「ここまで頑張ってきたことがすごい」と伝えることがとても大切です。

引退という節目を、単なる「終わり」ではなく、「積み重ねてきた努力の証」として肯定的に受け止める視点は、お子様の自己肯定感を育て、次のステージに進む力になります。

 

この夏、部活という舞台を通して、子どもたちは大きく成長します。時に不安や葛藤を抱えながらも、自分なりの答えを探して歩んでいく——その姿を、ぜひ温かく見守ってあげてください。

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