中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは、教室長の丹下です。
夏休みが明けて1週間が経ちましたね。お休みモードから少しずつ抜け出せているでしょうか?
前回、新学期に向けて「目標を決めてスタートを切ろう」とお話しましたが(まだご覧になってない方はぜひこちらもご覧ください。→スタートが肝心!2学期の初めにやるべきこと)、何か目標は決まりましたか?
今回は、その目標を達成するために、「行動を変える」をテーマにお話します。
新しく立てた目標は、今までと同じことをするだけでは達成できません。
たいてい目標というのは「まだ出来ていないことを出来るようにする」など、より高みを目指しているはずです。
なので、これまでと違うことをするか、今までしてきたことの質をより良くしていかなければいけません。
生徒と通知表やテストについて話をする時よく言うことですが、目標を決めたら、それを達成するためにどのような行動をとるべきかを決めて、実行することが大切です。
その行動が目標に対して的外れでは、目標を達成することは出来ません。
私が行動を決めてあげるとき、次の2つを意識するようにしています。
- その子が出来そうなことを探す
- 客観的に見てわかる変化をつける
いきなり習慣や性格を変えることは出来ません。
例えば、普段発言を全くしない子に「発言を1日1回しなさい」と言っても、難しいですよね。
「発言ができればなあ」と伝えることはありますが、まずは「週に1回」とか、「得意な科目だけ」だとか、ハードルを下げてあげることが大事です。
あとは、発言が難しいなら、「英語ノートを決められた量より余分に1ページやる」など、
“これなら出来るかもしれない”というものを見つけてみましょう。
また、他の人から見て“変わったな”と思わせる行動をとることが大切です。
通知表は先生がつけるものです。評価は自分以外の人がつけることがほとんどです。
いつもと少し違う行動をとることで、周りの見方や結果も変わってくるはずです。
例えば、授業後に分からないところを聞きに行く、とか、答えを写しているだけだったのをもう一度ノートに解き直しをする、など。
他の人からもわかる変化をつけることを心がけましょう。
「行動を変える」というのは、大変ですし、面倒なことでもあります。
しかし、新学期など新しいスタートを切る時期は、何かを変える良いタイミングでもあります。
まずは、「とにかく続けなければ」と力まず、1,2回でもやってみようという気持ちで始めてみるのも良いと思います。
決めた目標を達成するために、どんな行動をとればいいのか、ぜひお子さんと一緒に考えてみてください。
もし行動を決めるにあたって迷うことがあればお気軽にご連絡ください。