中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
新型コロナウイルスの感染拡大によって、学校では、課外活動の長期自粛、1日の授業時間の増加…。ストレスや再開に伴う環境の変化で不安を感じている方も多いと思います。
こころの健康状態が崩れると、勉強に集中できなくなったり、子どもの性格やこころの成長にも影響を及ぼします。
そこで今回はコロナ禍の中で、日本児童青年精神科・診療所連絡協議会が提唱している「子どものこころを健康に保つための方法」について紹介します。
メンタルケアの方法を正しく学び、ストレスと上手く付き合っていきましょう。
もちろん、ここに紹介している方法を全て完璧にする必要はありません。できる部分から少しずつ取り組み、ふとした時に思い出してくださいね。
子どものこころを健康に保つ5つの方法
①良い健康状態を維持しましょう
良い健康状態って何?と思われる方も多いかと思います。ですが、そんなに難しいことではありません。
体の健康状態が損なわれると、こころのバランスも崩れがちになります。
規則正しい生活・十分な睡眠・バランスの良い食事を取ることが大切です。
可能であれば、軽い室内遊びやストレッチなどの運動をしてみるのもおすすめです。
②正しい知識を子どもにわかりやすく伝えましょう
何が起こっているか事実を伝え、感染リスクを減らすためにどうすればいいか、親切すぎるかな?と思うくらい噛み砕いた説明をして、理解を促しましょう。
③不安な情報に踊らされないようにしましょう
不安をあおりがちなメディアの情報に、子どもが接する機会を減らしましょう。錯綜している情報の中には、過激な表現を使ったデマや間違った情報も含まれています。
大人も情報を取り入れる時は、冷静になってからにしましょう。大人が無闇に不安になっていたら、子どもがたとえ冷静でも絶対に影響されてしまいます。
④親子で話す時間を持ち、孤立させないようにしましょう
休校や課外活動の自粛が続き、子どもの交友関係がスムーズに行かないこともあるかと思います。
子どもが孤独を感じないように家族で話をする時間を設けて、子どもの話に耳を傾けましょう。
子どもは、「受け止めてもらった」「話を聞いてくれた」と感じて安心することができます。
⑤子どもたちのストレスに伴う心理的反応に気をつけましょう
現在のような状況では、ストレスに伴う心理的な反応が子どもたちに出る場合があります。(こちらもぜひ参考にしてくだい。「子どものストレスサインをチェックする4つの方法」)
普段なら大丈夫なのに…という様なことにもイライラしたり癇癪を起こすことも。注意して観察することが大切です。
3回に渡ってストレスと上手く付き合い、メンタルをケアしていく方法を紹介しました。
本来であれば夏休みの季節ですが、今後もどうなるかわからないのが本当のところ。学校再開や受験に向けて、学習スケジュールも計画的に立てていきましょう。