受験生の12月:後悔しない冬休みの過ごし方
夏休みも残りわずか。夏休みの始めに立てた計画どおりに勉強は進められていますか。
また、目標は達成できたでしょうか。
思うとおりに過ごせていなくても、夏休みが残りわずかだからこそ、今から頑張れる子もいます。
今回は、あともう少しの夏休みを子どもたちが頑張って行動できるように、保護者の方の上手な促し方についてお話したいと思います。
まずはここまで頑張ったことを褒める
夏休みの宿題が終わっていない、全然勉強していない、となると、親御さんも「何とかしなきゃ」と思ってしまいますよね。
ただ、ここで子どもを叱るのはNGです。
分かっているのに、それを責められると、余計にやる気がなくなりあきらめる気持ちが出てしまう子も。
計画通りに進められていないことは、本人が一番「まずい」と感じています。
そこへ、親御さんの「まだ終わっていないの!?」「勉強しなさい!」といった言葉は、逆効果になります。
「これだけ?」「まだここまでしか進んでないの?」と思ったとしても、今までの行動(勉強)をまずは褒めてあげてください。
また、やる気になっている子に「このままじゃ間に合わないよ」のような焦りを煽る、無理だと決めつけるような声掛けは厳禁です。
子どもが頑張れるように親ができること
声掛けのときのスタンスは“頑張らせる”ではなくて“一緒に頑張る”です。
「もうすぐ夏休みが終わってしまう」「ここまでしかできていない」と、お子さんも焦る気持ちがあると思うので、一緒に立ち向かってくれる人がいると心強いものです。
ただ、“一緒に”といっても、勉強を代わりにやってあげるという意味ではありません。
- 子どもが勉強しやすい環境を整えてあげる
- 子どもが勉強している間は自分も隣で読書をする
- 子どもの「これはどういう意味?」といった勉強の質問に答える、または一緒に考える
- 子どもの努力をしっかりと見て、その都度褒める
などが、“一緒に頑張る”ということになります。
また、子どもが頑張れたらご褒美を用意してあげるのも一つの方法です。
子どもの強力なサポーターとして、最後のラストスパートを促していきましょう