前回は、学年末テストに向けて点数アップを狙える勉強のやり方をご紹介しました。
ただ、いくら勉強のやり方を保護者様が分かっていたとしても、それをお子様が実践してくれないと意味が無いですよね。
今回は、前回の内容を踏まえて、子どもに点数アップの為に必要な勉強のやり方に、どのように導くべきか?についてのお話です。
苦労されている保護者様も多いのではないでしょうか。ぜひ参考にしてください。

保護者として子どもにできる声かけの工夫
「勉強しなさい!」という抽象的な指示は、逆に子どものやる気を失わせる場合があります。代わりに、具体的な声かけや行動でサポートすることが重要です。以下に、実践的な工夫をいくつかご紹介します。
学習計画を一緒に立てる
- 「まずは今週の予定を一緒に決めてみよう!」と、子どもと一緒にスケジュール表を作成します。
- 勉強時間を「〇時から30分間は数学、その後15分休憩」など細かく設定し、ポストイットやカラフルなペンを使って視覚的に楽しく見えるように工夫します。
- 「どの教科が一番難しい?そこに多めに時間を取ろうか?」と、子ども自身が考える時間を作り、主体性を促します。
進捗を共有する
- 毎日の終わりに「今日はここまでできたね!明日はこの続きに挑戦してみよう」と声をかけます。成果を共有し、小さな達成感を一緒に喜ぶことがモチベーションにつながります。
- 「この間間違えた問題、もう一回やってみる?」と提案し、無理なく復習を進められる環境を作ります。

勉強を開始するきっかけ作り
- 「よーいドン!で25分間スタートしようか」と、タイマーを使った勉強スタートの習慣化をサポートします。
- 勉強を始める際に、飲み物やおやつを一緒に準備し、リラックスした雰囲気を作ることで、机に向かいやすくします。
子どもの努力を認める
- 勉強の量や成果だけを評価するのではなく、「毎日机に向かっているのがすごいね!」と、行動そのものを褒めることで自信を持たせます。
- 「昨日よりもこの部分が早く解けてるね!」など具体的な進歩を指摘し、本人が成長を実感できるようにします。

親が勉強に寄り添う
- 「一緒にこの問題を解いてみようか」と言って親も問題集を解いてみせると、子どもは安心感を得ます。
- 「ママも〇〇を勉強してみようかな」と親自身が学ぶ姿を見せると、子どもに良い影響を与えます。
学習環境を整える
- 勉強するスペースが散らかっていると集中力が下がるため、一緒に机周りを片付けます。
- テレビやスマホを使う時間を制限し、「一緒にこの時間だけ勉強タイムにしよう」と提案してみましょう。

いかがでしょうか。良い声かけや良いサポートの仕方を知っているか知らないかで、お子様の1年後2年後の成果は大きく変わってきます。
ぜひ、お子様のサポートのやり方を知って、お子様と真摯に向き合い続けてあげてくださいね。