中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは、個人指導専門塾の服部です。
11月、いよいよ寒くなってきましたね。
1学年の半分が終わりを迎え、
学年の最後へ向けて課題や目標が見つかってきている頃だと思います。
さて、そんななかでも子供たちの難敵である算数・数学。
そんな数学のオススメ勉強法を
バリバリに得意な僕から4週に渡ってお話ししていきたいと思います!
ではまず、突然ですが
人はなぜ算数(数学)を勉強するのでしょうか?
様々な答え方がありますが、
大きく分けるとこの回答は、5つ。
①物事を論理的に考え、処理していく力が身につくから。
②様々な解決方法を考える力が身につくから。
③自分の考えを道筋立てて説明できる力が身につくから。
④立体的に物を見ることができる感覚が身につくから。
⑤情報を処理する能力が身につくから。
こういった能力を身につけるためだといわれています。
長い人生を生き抜くうえで、
これらのスキル、どれも大切だと思いませんか?
数学という教科を「日常じゃ使わないじゃーん」
子供たちはこんな言葉を言いながら取り組むと思いますが、
講師から言わせれば、無駄になるということは一切ないのです!
ではまず「算数(数学)の勉強とはなんなのか」
その考え方をお伝えします。
前提として算数(数学)は積み重ねの教科です。
なので前学年の復習こそ、今の勉強の克服に繋がってきます。
ただ、テスト週間中に前学年振り返るのはタイミングが悪い。
冬休みなど、長期休暇の間に自分の苦手をよく分析してみましょう。
また、答えだけに注目するのではなく、
問題を解く過程を大切にすることもポイントの1つです!
今までに習ったどんな知識
どんな考え方があったのか。
ほかに考え方はないか、
類題を見かけたことがなかっただろうか・・・
など、いつも広く深く、自由に考える習慣が大切です。
つまり、「なぜ、こうなるのだろう」と、
いつも考えながら学習すると効果がありますよ!
さてこの算数(数学)、答えは1つしかありませんが、考え方は何通りもあります。
色々な導き方を見付けることが出来れば自分に合った解き方が見付かるはずです。
では具体的にどのように勉強していくのか、やる事は2つです!
①宿題を必ずやりましょう。
②復習を中心に学習しましょう。
①に関しては数学に限ったことではありませんが、理由は4つあります。
1:「勉強する」という習慣をつける
→30分程度で終わるものが多いです。
時間的には長くないですが、何もないと本当に0分になるのが人間です。
その中で30分「勉強する」ということは凄いことなんです。
2:知識の定着化
→「エビングハウスの忘却曲線」というのがあり、
その日で得た知識というのは一日で74%も忘れてしまいます。
忘れてしまうのは仕方がないのです。その構造を理解して、定着させるためには繰り返し学習が必須!
忘れにくくするためにも反復が必要なんです。
3:自分で考える力の向上
→いつ宿題をやるべきか。宿題は何分くらいかかりそうか。いつまで遊んでいても大丈夫か。
早めに終わらせてしまう子もいれば、後回しにする子もいますしやらない子もいます。
前者は何かしら考えた結果の子。後者は宿題を頭の中から消してしまっている子です。
宿題という媒体があって、自分でどうするべきか考えるキッカケになります
4:授業理解の深まりと、確認。
→授業をしただけでは理解が出来ていない子がほとんどです。
落ち着いて宿題に取り組むことで理解度が増し、「そういうことか!」という
本当の理解につながります。
②に関して復習は非常に重要です。
まずは、授業で使ったプリントやノート、ワークを、整理して授業を振り返りましょう。
授業で学習した問題や教科書の問題をもう一度解いてみましょう。
間違えたところは、暗記するくらい復習しましょう。
「難しかった」「できなかった」はやり直す。
もちろん疑問点は先生に質問しましょう。
以上が出来れば論理的に道筋を立て考えることができるようになっています!
上記のアドバイスをみておわかりだと思いますが、
算数(数学)の力は学校の勉強だけでは身につきません。
家庭での学習も必要となります。
そのためにも、家庭学習は身につけなければなりません。
(家庭学習の習慣の付け方などは後々ご説明出来たらと思います。)
話を戻しまして、
このように、「数学を勉強する」ことにより身につくことは沢山あります。
なので、数学は逃げずに学んでいかなければならないのです。
次回は具体的なやり方についてご説明していきます。
最近、「途中式」を省く子供さんが多いですよね?
なんで省くのでしょうね?
というか、「途中式って大事なの?」というありさま。
その事についてお話しできればと思います。
次回も閲覧よろしくお願いいたします!