中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
学校は休校中。
「普段できない時間の使った家庭学習をやってもらうべきなんだろうけど何をどうすれば良いのかわからない!」
とお悩みの保護者様も多いはず。
本日は、「小学生のお子様が家庭で簡単にできる国語の勉強のやり方」についてお話しします。
国語の勉強は大きく分けて2つあります。
- 漢字の暗記
- 読解力の養成
です。
漢字の勉強は何となくイメージしやすい方も多いと思いますが、問題は読解力の養成ではないでしょうか。
読解力は、覚えて/習得して終わり、というものではなく、長い時間をかけて継続して学習していく必要があります。
十分に勉強の時間が取れなかった結果、数年後、国語の成績が高校受験直前まで安定しないということになりかねません。
「読解力がついているかどうか」を簡単に判断する方法があります。
それは、「初めて読む文章をスラスラと音読できるかチェックする」という方法です。
- 教科書に載っている文章
- 子どもの学年に応じた市販の国語のワークに載っている文章
- 塾で使っているワークに載っている文章
いずれも、まだ学校で習っていない文章や習う予定のない文章を選びましょう。
小学生で国語が苦手なお子様の中には、
「著者の言いたいことを正しく理解する」読解力以前に
「単語の意味、文章の構成がわかっていない」という子が見受けられます。
音読をしてみて、変なところでつっかえた場合は文章の構成がよくわかっていないと言えるでしょう。
また、アクセントが変だったり読むときに読みがわからない漢字があったりする場合は語彙力の問題です。
もしここでつまずいた場合は、さらに「今まで習ったことのある文章をスラスラと音読できるのか?」ということをチェックしてみましょう。
習ったことのない文章も習ったことのある文章も、スラスラ読むことが難しければ、
一日10分程度音読をする時間を取りましょう。
教科書やワークなど、いわゆる教材であることにこだわる必要はなありません。
興味を持てる内容で平易すぎない文章を探して読んでみましょう。
ネットニュースを日ごとに違うテーマから選んで読んでみるというのも良いかもしれません。
よく、読解力の養成の為に「文章の要約」をトレー二ングしようと考える人がいますが、
文章の要約は、国語が苦手な人にはかなり難易度が高い勉強です。
「文章の内容を十分に理解できる力」「それをさらに簡単な文章にまとめる力」が要求されるので、
できなかった場合、そのどちらができていないのか判断できないのもこの勉強の弱点と言えます。
まずは音読から試してみることをお勧めします。