中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
前回は、アセスメントという言葉が学校現場で多用される背景についてお話しました。
- 多様化した社会
- 急速に発展した子どもの環境
- 教員の勤務状況
子どもを取り巻く環境は、保護者様が学生だったころに比べて大きく変わっています。
今回は「アセスメント」が多用される背景から、学校現場の課題と家庭の課題について見ていきたいと思います。
アセスメントが多用される背景からわかる学校現場の課題
「アセスメント」という言葉が多用されている背景から見えてくる、学校現場の課題。
それは「チームとしての学校」を作ることなのではないでしょうか。
先生方の情報共有やサポート体制の強化が必要だと思います。
また同時に、学校と保護者の方とのコミュニケーションも欠かせないのではないでしょうか。
それぞれのお子様に合わせた教育・細かな配慮は、お子様の自己肯定感を高める要素にもなります。
そして、一人ひとりに寄り添った教育ができれば、お子様の学力アップにもつながります。
さらに、お子様の状態・状況を学校と保護者の方と共有していけば、より一層子どもに合わせた対応ができると思います。
家庭の課題
家庭の課題として「子どもが意欲をもって勉強できる環境づくり」が挙げられるのではないでしょうか。
スマホ・タブレット、テレビでYouTubeも見られる時代です。
お子様にとって誘惑が多い状況ですが、意欲をもって勉強できる環境をつくってあげたいですね。
また共働きのご家庭も多く、保護者の方も忙しい方が多くいらっしゃいますが、1日5分でも10分でも、お子様とのコミュニケーションを増やせるといいですね。
「学校であったことを話す」でも「一緒にテレビを見る」でもいいと思います。
食器をお子様に拭いてもらい「お手伝いをしながら親と話す時間」に充てられると、助かりますよね。
一番の味方である保護者様のちょっとしたサポートが、お子様にとって良い影響を与えます。
愛知県豊橋市の八町小学校では、イマージョン教育(英語を使用して他の教科を学習する)が行われています。
これは、多様化する社会で「外国語の習得と多文化理解を促す教育」です。
このように、目に見える形での大きな学校現場の変化もありますが、まだまだ課題もたくさんあります。
教師・親の共通した一番の願いは、子どもの健全な成長と変化する社会への対応力を育てることです。
「生きる力」を育み、お子様が自分らしく輝けるように、一緒にサポートしていきましょう。