中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは。個人指導専門塾の柵木です。
受験生はもうすぐ本番。
受験直前、親としてはどうサポートしてあげるのが正解なのか、分からなくなっている方も多いものです。
そこで、「受験直前のお子様に、保護者の方が出来るサポート」についてお話します。
保護者の方が意識的に行って欲しいのは、「励ましの声かけ」です。
- 「昨日よりも点数が上がってる、良い調子だね!」
- 「もうすぐ受験も終わりだね。あとひと踏ん張り!」
「受験当日まで勉強を続けよう」という気持ちにさせるための声かけをしましょう。
逆に、焦らせるような言葉は控えましょう。
この時期に「もっと勉強しなくていいのか」「そんなんじゃ合格できない
ぞ」と激を飛ばしたくなるほど、受験前でも勉強しない子は多いです。
親も心配になって焦りますが、それでも子どもの焦りはそれ以上だったりします。
「何をしていいかわからなくなる、でもやらないと焦ってしまう」という悪循環です。
親子一緒に焦ってしまっては良い結果は得られません。
まずは保護者の方が落ち着いて、焦っても仕方ないということを認識しましょう。
自分自身が冷静になることが出来たら、
「これだけ頑張ったんだから大丈夫、あと少しやってみよう」
と子どもの頑張っている姿を認めつつ、背中を押してあげてください。
子どもを信頼しなさいと言いますが、闇雲に信じようとする必要はありません。
そんな気持ちで伝えた言葉は子どもにも届きません。
子どもの頑張っているところを小さなところでもとにかく見つけて、褒めてあげましょう。
より具体的に、数値で測れるもので評価してあげると子どもはより納得できます。
具体的に褒めやすいもののひとつが「行動量」です。
成績ではなかなか評価しにくいところもあると思います。
塾に行っているなら塾の回数や時間、それ以外にもワークを何周やったか、過去問を何年分やったか、などとにかく「量」を評価してあげると良いです。
勉強の進みが芳しくない、もしくは進捗がよくわからない場合はその内容には触れなくて大丈夫です。
どれだけ机に向かったか、どれだけの問題を解いたか、を使って褒めてあげましょう。
自分の勉強時間を記録していない子にとっては勿論、ある程度自分の勉強時間が分かっている子にとっても、行動量を改めて褒めてもらえるということは励みになるものです。
初めての受験なので不安しかないのがほとんどです。
子どもの頑張りを効果の高い方法で褒めてあげ、サポートしながら、受験まで一緒に駆け抜けてあげられると良いですね。