行動課題を無理なく続けるポイント

先週、公立高校の合格発表がありました。
受験の合否で喜怒哀楽が生まれるでしょう。合格すれば嬉しいですし、不合格であれば悲しい。それは当然です。
今、お子様は「次の成長(目標)に向けてのスタート地点」にいます。
今すべきは、今後の成長の為に何をすべきか考えることです。
実は、こうした場面でも行動科学の考え方が役立ちます。
結果は単なる偶然ではなく、「これまでの行動の積み重ね」によって生まれたものです。
つまり、「どんな行動が有効だったのか」「どんな行動が足りなかったのか」を正しく分析することで、次のゴールに向けた行動を選択することができるのです。
合格したことはとても嬉しいこと。でもそれは、あくまでも「次のステージへの通過点」です。ここで気を緩めると、高校の勉強についていけず苦労することになります。
必要な行動
・学習習慣を継続・強化するため、毎日の勉強計画を立てる
・新しい環境に適応できるよう、生活リズムを整える
・中学生の学習内容は高校の基礎、弱点をなくしておく
不要な行動
・過度な娯楽の時間。受かったことで安心し切らないようにする
不合格は決して「失敗」ではありません。むしろ、「どの行動が足りなかったのか」「どの行動を変えるべきだったのか」を分析することで、考え方によっては、次に活かせる貴重な財産になります。
必要な行動
・「努力したこと自体が成長につながる」と認め、自己肯定感を高める
・「次にどうするか」を明確にし、具体的な行動計画を立てる
・別の選択肢(私立高校、高専、再挑戦など)を冷静に整理し、目標を決める
不要な行動
・「もっと頑張れば受かったのに」と責める
・「あの時○○していれば」と過去の話を家族でする
行動科学の視点を取り入れ、「足りなかった行動」「不要だった行動」を振り返ることが、今後に大きな意味をもたらします。
保護者の皆さまが適切なサポートをすることで、お子様は前向きに次のステップへ進むことができます。
大切なのは、「合格したから安心」「不合格だから失敗」と捉えず、次の目標を持つ、という視点。
お子様が自分で未来を切り開く力を育めるよう、一緒に歩んでいきましょう。
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