中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
前回は子どもの自由な表現力を育むためのNG行動を紹介しました。
今回は、ぜひ行いたい“効果的な方法”をお話ししたいと思います。
子どもの話を積極的に聞く
みなさんは、子どもとゆっくり話す時間が日常的に持てていますか。
お忙しい親御さんが多いので、毎日子どもの話をじっくり聞くのは難しいかと思います。
「毎日必ず!」「最低でも30分!」とは言いませんので、積極的に子どもの話を聞く時間を設けていただきたいです。
たとえば、夕食の片付けを手伝ってもらいながら今日あったことを話すようにすると、子どもの話を聞く時間にもなりますし、お手伝いをしてもらって親御さんとしても助かりますよね。
ご家庭によってライフスタイルが違うので、無理のない程度に子どもの話を聞く時間を作れるといいですね。
いろいろな人と関わる機会を作る
人と会うこと・話すことも、子どもの自由な表現力を育むのに役立ちます。
考え方や物事の捉え方、感じ方は人それぞれ。また、人によって話し方や表現方法が異なりますよね。
家族だけでなく、いろいろな人とコミュニケーションを取る機会を作ることで、自然と表現力が豊かになる効果があります。
同じ年齢くらいの子どもでなくても構いません。さまざまな年代の人・さまざまな環境の人と触れ合うことで、多彩な表現方法を身につけていけます。
地域で行っているイベントなどに参加するのも良いかと思いますので、積極的に子どもが人と関われるような機会を作ってあげましょう。
読書は表現力を育む
物事を表現するには、語彙力が必要ですよね。
先ほど紹介した“人と関わること”でも語彙力が身につきますが、本を読むことも効果的です。
読書は、自分と違う考え・価値観に触れることができます。
また、似たような考えを持つ主人公が出てきても、表現方法や選ぶ言葉までぴったり同じ・・ということはないですよね。
「自分は使っていなかった言葉だけど、自分の気持ちを表現するのにピッタリ!」という言葉に出会うこともあるかと思います。
読書で表現力を育むためには、さまざまな人が書いた本に触れることが大事。
本を読むのが苦手な子は、最初は少しずつで良いOKです。時間をかけてでも、たくさんの良書に触れる挑戦をしてみましょう。