受験生の12月:後悔しない冬休みの過ごし方
コミュニケーション能力は、人との関係性を築くうえで大切なものです。
「うちの子は引っ込み思案で・・」「うちの子、人見知りなんです」といった親御さんの言葉をよく耳にしますが、今回はコミュニケーション能力と自己肯定感について2回に分けてお話ししていきたいと思います。
コミュニケーション能力ってどんな職業でも必要?
IT技術が発達していること、コロナ禍ということもあり、在宅ワークをしている方が増えています。
人と会わずに仕事ができることをメリットと捉える方も多いですが、もしもお子様がそういった職業を選べば、コミュニケーション能力は必要ないのでしょうか。
職業に関わらず、現代で社会生活を送っているからには、人との信頼関係を築いたり協力しあったりしていくことが必要です。
実際にお家でお仕事をしている方でも、社内や取引先の人とのメールのやりとり、Zoomでのミーティングなど、人と関わる場面がたくさんあります。
昔から「人は一人では生きられない」といった言葉を聞くことがありますが、間違いなくそうだと思います。
現代社会においてコミュニケーション能力は重要
経団連が行っている「新卒採用に関するアンケート調査結果」では、選考にあたって企業がとくに重視した点として最も高い割合を占めていたのが“コミュニケーション能力”です。
1位のコミュニケーション能力は82.4%、2位の主体性が64.3%、3位のチャレンジ精神が48.9%といった結果となっています。※
経団連の調査結果から、社会ではいかにコミュニケーション能力が求められるかが分かりますが、小中学生のみなさんは日常生活でコミュニケーションの大切さを実感しているはずです。
- 自分の伝えたいことが伝わらずに相手が勘違いしてしまった
- 聞かれたことに対して上手く答えられずに後悔した
- 伝え方を間違って相手を怒らせてしまった
など、挙げたらキリがないかと思います。
進学においても入試では面接がありますし、入学後も友達や先生とのコミュニケーションは重要です。上手くコミュニケーションがとれないと、最悪の場合、学校が楽しくなくなってしまうことも。そうなると勉強にも身が入りません。
自分の気持ちや考えを上手く伝えられないと、とても悔しい気持ちになりますし「自分は人と話すのが下手だ」と落ち込んでしまいますよね。
ただ単に「子どものコミュニケーション能力を磨こう」とするよりも、自己肯定感を高めてお子様のコミュニケーションスキルを磨いてみましょう。
次回はコミュニケーションに関する自己肯定感の高め方を解説していきます。
※2018年度 新卒採用に関するアンケート調査結果/日本経済団体連合会