宿題は毎日やっているのに大丈夫?小学生の家庭学習で見落としがちなこと

期末テストが近づいてくると、勉強しなければならない教科や範囲が増え、「何から手をつければいいのか分からない」という状態になる子がいます。
特に、複数の教科で苦手な単元があったり、学校のワークが残っていたりすると、すべてを完璧にしようとして、かえって勉強が進まなくなることもあります。
テスト前は、限られた時間の中で、できるだけ多くのことを身につけたい時期です。
そこで大切になるのが、勉強する内容に優先順位をつけることです。

勉強が進まない子に多いのが、「数学も英語も理科も、全部やらなければいけない」と考えてしまうことです。
頭の中だけでやるべきことを整理しようとすると、何がどれくらい残っているのか分からなくなり、目の前の勉強に集中しにくくなります。
まずは、教科ごとにやるべきことを書き出してみましょう。
例えば、
このように具体的にすると、勉強の全体像が見えてきます。
このとき、最初から完璧な計画を作る必要はありません。まずは「何が残っているのか」を見えるようにするだけでも、取り組みやすさは変わります。

苦手な教科を重点的に勉強することは大切です。しかし、苦手だからという理由だけで、すべての勉強時間をそこに使ってしまうのは注意が必要です。
例えば、数学が苦手な子が、難しい問題に何時間も取り組んでいる間に、英語や社会の暗記がまったく進んでいなければ、全体として得点を伸ばす機会を逃してしまうかもしれません。
大切なのは、苦手な教科を避けないことと、苦手な教科だけに偏らないことです。
優先順位を考えるときは、次の3つを意識してみましょう。
テストまでに終わらせなければならないこと
今の自分が間違えやすいこと
少し練習すればできるようになりそうなこと
特に、少しの復習で正解できそうな問題は、短い時間でも成果につながりやすいものです。
「難しいから後回し」でも「苦手だから全部やる」でもなく、今の自分にとって何が必要かを考えてみましょう。

テスト勉強の計画を立てても、予定どおりに進まないことはあります。
学校の宿題が予想以上に多かったり、部活動で帰宅が遅くなったりする日もあるでしょう。
そのたびに計画が崩れてしまうと、「もう間に合わない」と感じてしまう子もいます。
そこで、計画を立てるときは、最初から余裕を持たせておくことが大切です。また、予定どおりにできなかった場合は、翌日以降に優先順位を見直せばよいのです。
保護者の方も、計画どおりに進んでいるかを確認するだけでなく、「今の予定で間に合いそう?」「先にやったほうがよさそうなものはある?」と問いかけてみてください。
子ども自身が計画を調整する経験は、学習の自己管理にもつながります。
テスト前は、すべての教科を同じ時間だけ勉強すればよいわけではありません。今の自分に必要なことを見極め、限られた時間をどこに使うかを考えることが大切です。
勉強時間を増やす前に、勉強する順番を見直してみる。 それだけでも、テスト前の学習は進めやすくなります。
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