「勉強しなさい」では間に合わない?期末テスト前に、家庭で整えておきたいこと

2学期の中間テストが終わると、ほっと一息つきたくなる時期です。しかし、学校によっては、次の期末テストまでそれほど長い時間があるわけではありません。

中間テストの結果を見て、「次こそは頑張ってほしい」「そろそろ勉強を始めてほしい」と感じている保護者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。

一方で、子どもに「勉強しなさい」と声をかけても、すぐに机に向かうとは限りません。何度も言わなければ動かない、返事だけで終わってしまう。そんな状況に、親子とも疲れてしまうこともあります。

では、期末テストに向けて、家庭ではどのような準備ができるのでしょうか。

大切なのは、子どもを急かすことだけではなく、勉強を始めやすく、続けやすい状態を先に整えておくことです。

「勉強しなさい」と言う前に、何をすればいいか分かっているか確認する

大人でも、やるべきことが漠然としていると、なかなか手をつけられないことがあります。

子どもも同じです。「期末テストに向けて勉強しなさい」と言われても、何から始めればよいのか分からなければ、行動に移しにくくなります。

例えば、数学の勉強をするとしても、学校のワークを進めるのか、前回のテストで間違えた問題を解き直すのか、授業で分からなかったところを復習するのか、取り組む内容はいくつもあります。

そこで、まずは「今日、何をやるか」を具体的にすることが大切です。

「数学を勉強する」ではなく、「数学のワークを2ページ進める」「前回間違えた問題を3問解き直す」といった目標にすると、取りかかりやすくなります。

保護者の方も、勉強を始めるよう促すだけでなく、「今日は何をやる予定?」と確認してみてください。

もし子どもが答えられなければ、一緒に取り組む内容を整理するところから始めてもよいでしょう。

家庭で管理するのは、勉強のすべてではなく「始めるきっかけ」

子どもの勉強が心配になると、学習時間や進み具合、問題の正解数まで、細かく確認したくなることがあります。

しかし、保護者がすべてを管理しようとすると、子どもが自分で考える機会が減ったり、親がいないと勉強できなくなったりする可能性があります。

そこで、家庭では勉強の中身をすべて管理するのではなく、勉強を始めるきっかけを作ることを意識してみましょう。

例えば、「夕食の前にワークを2ページ進める」「帰宅したら、まず学校の宿題を確認する」など、生活の中に学習を組み込む方法があります。

毎日決まった時刻に机に向かうのが難しい場合は、時間そのものよりも、行動の順番を決める方法もあります。

「夕食の前」「お風呂に入る前」など、普段の生活と結びつけると、勉強を始めるタイミングを思い出しやすくなります。

もちろん、決めたとおりにできない日もあるでしょう。その場合は、できなかったことを責めるより、翌日に再開できる仕組みを考えることが大切です。

中間テストの反省を、次のテストに向けた行動に変える

期末テストに向けて準備を始めるなら、中間テストの結果を活用しない手はありません。

ただし、「次はもっと頑張ろう」という反省だけでは、実際の行動は変わりにくいものです。

例えば、テスト直前にワークが終わらなかったのであれば、今回は早めに取りかかる。暗記が間に合わなかったのであれば、テスト直前にまとめて覚えるのではなく、少しずつ確認する。計算ミスが多かったのであれば、解き直しの際に途中式まで確認する。

このように、前回の反省を具体的な行動に変えることが重要です。

保護者の方も、「次は何点を取るの?」と目標点だけを確認するのではなく、「前回と同じ失敗を防ぐために、何を変えてみる?」と聞いてみてください。

子ども自身が改善点を考えることで、テスト勉強を自分の課題として捉えやすくなります。

期末テストの結果を変えるために、今日から急に勉強時間を倍にする必要はありません。

まずは、何を勉強するかを具体的にし、始めるきっかけを作り、中間テストの反省を一つだけ行動に移す。

こうした準備を早めに始めることで、テスト直前に焦って詰め込む負担を減らせます。

「勉強しなさい」と言わなくても勉強できる子を目指すなら、まずは勉強を始めやすい環境から。 期末テストまでの期間を、親子で学習の進め方を見直す機会にしてみてはいかがでしょうか。

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