勉強しているのに成績が伸びない?見直したい「勉強の終わり方」

子どもが毎日宿題をこなし、ワークや問題集にも取り組んでいる。それなのに、テストの点数が思うように伸びない。

そんなとき、保護者の方は「もっと勉強時間を増やしたほうがいいのかな」と考えるかもしれません。

もちろん、学習量が不足している場合もあります。しかし、勉強時間を増やす前に、一度確認してほしいことがあります。

それは、勉強を終えたときに、何ができるようになったかを確かめているか?ということです。

勉強は、問題を解いたり、ノートをまとめたりした時点で終わりではありません。取り組んだ内容が身についているかを確認することも、大切な学習の一部です。

「最後まで終わった」と「できるようになった」は違う

学校のワークを5ページ進めた。英単語を20個ノートに書いた。理科の教科書を一通り読んだ。

どれも勉強として意味のある取り組みです。しかし、教材を最後まで進めたことと、その内容を自分で使えるようになったことは同じではありません。

例えば、数学のワークを解いて答え合わせをしたとします。間違えた問題の答えを確認し、正しい答えを書き込めば、ワークは完成します。

ところが、数日後に同じ問題を解いてみると、また間違えてしまうことがあります。

これは、勉強していなかったということではありません。解き方を確認しただけで、自分で再現できるところまでは練習できていなかった可能性があります。

 

そこで、勉強を終える前に、今日取り組んだ内容から一つだけ選び、何も見ずにもう一度確認してみましょう。

解き方を説明できるか。覚えた単語を書けるか。重要な用語の意味を言えるか。

こうした小さな確認を入れるだけでも、学習内容が身についているかを把握しやすくなります。

勉強の最後に「できなかったこと」を残しておく

勉強を終えるとき、できたことだけでなく、できなかったことも確認しておくと、次の学習につながります。

例えば、数学の問題を解いていて、どうしても解けない問題があったとします。

そこで答えを見て終わりにすると、翌日にはどこが分からなかったのかを忘れてしまうかもしれません。

一方、問題に印をつけたり、ノートに疑問点を書き残したりしておけば、次に何を復習すればよいかが明確になります。

これは、英語や理科、社会などでも同じです。

「この単語が覚えられなかった」「この用語の違いが分からなかった」「この問題は解説を読んでも理解できなかった」など、次に確認することを一つ残しておきましょう。

すべての問題をその日のうちに完璧にする必要はありません。むしろ、分からないことを曖昧なままにせず、次に取り組む課題として把握しておくことが大切です。

勉強の終わりに、次にやることが一つ決まっている。 それだけでも、翌日に勉強を始めやすくなります。

「今日は何時間勉強した?」に加えて、聞いてみたいこと

家庭で勉強の様子を確認するとき、「今日は何時間勉強したの?」と聞くことはよくあると思います。

勉強時間を知ることは、学習量を把握するうえで役立ちます。ただし、時間だけでは、理解がどれだけ進んだかまでは分かりません。

そこで、もう一つ質問を加えてみてください。

「今日は何ができるようになった?」

この質問は、子どもが自分の学習を振り返るきっかけになります。

すぐに答えられなくても、責める必要はありません。「今日やった問題で、前より簡単に解けるようになったものはある?」など、具体的に聞いてみると、振り返りやすくなります。

また、子どもが「今日はここが分からなかった」と話してくれたら、それも大切な発見です。

できなかったことを言葉にできれば、次に何をすればよいかを考えられます。必要であれば、学校の先生や塾の講師に質問することもできます。

保護者の方が勉強を教えられなくても、子どもが自分の理解度を把握し、次の行動を考える手助けはできます。

勉強しているのに成績が伸びないとき、ただ学習時間を増やすだけでは、同じ取り組みを繰り返すことになってしまう場合があります。

何を勉強したかだけでなく、何ができるようになったか。どこがまだ分からないのか。次に何を確認するのか。

こうした振り返りを習慣にすることで、毎日の勉強を次の成長につなげやすくなります。

勉強は、取り組んだ量だけでなく、できるようになったことを確かめて、初めて次の一歩が見えてきます。 今日の家庭学習から、最後の数分を振り返りの時間にしてみてはいかがでしょうか。

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