中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは。個人指導専門塾の柵木です。
年末が近づいてきましたね。
やり残したことが無い状態で新年を迎えたいものですね。
さて、気が付けば今年も終わってしまいますが、お子様の勉強意欲はいかがでしょうか。
4月は「今年こそ!」と思っていたらいつの間にかあと 4 ヶ月……なんてことはありませんか。
新しい学年になり勉強のやり方も分からない、けれどここまで来るととりあえず今年はこのままで、
来年また頑張れば……と考えてしまう人も多いと思います。
これ、日本人特有の性格の一つで、変化を極端に嫌う風潮があるのです。
そのままじゃいけないと分かっているのに「何かを変えてさらに失敗したらどうしよう」とか、
逆に環境も何も変えていないのに「いつか何とかなるだろう」とか、
とにかく変化を嫌います。
当然のことながら、そのままでは良くないのなら変えていかなければいけません。
現状維持とはよく言いますが、「現状維持しよう」と思っていると大体の場合下がり続けます。
マンネリ化とも言います。
もっと上を目指そうと思って初めて、その状態を維持できるのです。
とはいえ、何をしたらいいかわからない、という方も多いと思います。
勉強の成績を上げるため、家での勉強で何が必要かを簡単にまとめてみます。
1.毎日机に向かう習慣をつけること(予習復習)
2.分からないことを調べる力をつけること
3.覚える練習をコツコツ、量をこなしていくこと
よく聞く内容だと思いますが、とりあえず上記 3 つを身につけましょう。
ただこの 3 つをいきなりできるようにしようとしてはいけません。
この中から 1 つだけ、できることを選んで実行しましょう。
今からゲームもマンガも封印して勉強しよう!とかそこまで極端に変える必要はありません。
むしろ変化は少しずつが良いです。
大きな変化は子どもにとっても辛く苦しいものです。
「まずは 10分机に向かってみよう」「宿題の他に漢字の練習の時間を15分とろう」
など、お子さんとよく話し合って、何か一つ約束事を決めてください。
その後はその約束事を守り続けられるよう見守ってあげてください。
もちろんできたら褒めてあげてください。
カレンダーにチェックを入れていくというやり方で、月末にご褒美をあげているお母さんもいました。
大事なことは、小さなことでも続けていくことです。
それが習慣になればそこから積み上げていくだけです。
「少しずつ、でも着実に変わり続けることが成功の秘訣である」ということを頭の片隅に入れておくと、
気分が楽になりますよ。