中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは、教室長の丹下です。
いよいよ春休みですね。
春休みと言っても2週間ほど。「早く〇年生になりたい!」とワクワクしている子も多いのではないでしょうか。
6年生の子にとっては、中学生=大変というイメージの子がほとんどかもしれません。
私の教室の生徒も漠然と、「勉強が大変そう」「部活が忙しそう」「先輩が怖そう」と不安を口にする子が多いです。
そこで今回は「塾で小学6年生が春期講習期間にやっている勉強」と「おうちでの声掛けの工夫」についてお話します。
長期休み(学校がお休み)のときには復習をメインに進めていきます。
特に春休みは、次の学年への準備がメインです。
次の学年になったときにもつながる単元、今すぐ克服しておかないといけない単元を、1人1人見極めて復習していきます。
特に6年生で習った算数は、中学1年生の数学に直結する単元ばかりです。
算数がものすごく苦手で計算も自信がないという子は、分数の計算だけでも特訓しておきたいですね。
私の教室では過去に、分数の計算に慣れさせるために「100マス計算の分数編」をやらせていました。
タイムを教室内で競わせたり、私自身も一緒に混ざってやっていました。
また、中学準備で欠かせないのは英語です。
中学になるまでに、少なくともアルファベットは大・小文字ともスラスラ書けるように練習しておきましょう。
余裕があれば、曜日や月、数字なども書けるようにしておくと最初のテストで苦労せずに済みます。
復習メインで行っていると、1学年以上戻っておさらいすることもあります。
その様子を見た保護者の方からすると、
「なんでまだここがわからないんだろう」「なんでこれがわからないんだろう」とイライラしてしまうこともあるかもしれません。
しかしそれを口に出してしまうと、お子さんはやる気を失ってしまいます。
できないという「結果」に対して言葉をかけるのではなく、
戻って復習を頑張っているという「行動」を褒めてあげるように心がけましょう。
塾の先生から言われてやっていることかもしれませんが、難しいこと・苦手なことに果敢に挑戦しているのです。
この気持ちや行動をまずは褒めてあげてください。
思春期の子どもとコミュニケーションをとるのは難しいです。
でも褒められて悪い気分になる人はいません。
「復習してるの?えらいね。」「頑張ってるね。そこお母さんも苦手だったなあ。」
声掛けの言葉をちょっと変えるだけで、お子さんのやる気を損なわず、会話も絶えることがなくなります。