中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは。個人指導専門塾の柴山です。
前回は小学生の春期講習期間に行っている勉強と良い声掛けの方法をお伝えしてきました。
今回は中学生のお話をしていきます。
前の記事でお伝えしているように
中学生も春期講習期間に行っていることは、今の学年までの復習です。
数学や英語は積みかさね科目です。
今の学年までの内容の復習をしておかないと新学年でわからないところが出てきてしまい、つまずく原因になります。
そのため、たとえ中学生のお子さんでも小学生の内容まで戻って復習することもあります。
次はほめ方についてお伝えします。
ポイントは2つです。
1、共感をする
2、結果ではなく、具体的な行動をほめる
ひとつづつ見ていきましょう。
1、共感をする
この時期の子どもは「認められたい」という気持ち=承認欲求が強いです。
そこで、共感をすることで
『あなたのことを理解していますよ』
『ちゃんと見てますよ』
という思いを伝えることができます。
すると子どもは、自分のことをわかってくれていると感じ、とてもうれしくなります。
理解してくれている人の話は聞き入れやすくなるので
この後にほめる言葉も、子どもは受け止めやすくなります。
2、結果ではなく、具体的な行動をほめる
例えば結果というのは、テストの点数や成績表の評価のことです。
結果とは行動の積み重ねです。
その行動の質をあげることが出来れば、良い結果は後からついてくるのです。
そして、具体的であるというのもとても大事な要素です。
「よく頑張ってるね」「集中できてるね」なども効果的ですが、
本人が何を頑張ろうと思って行動したのかをよく見て、考えて、ほめてあげましょう。
例えば、部活動で忙しい子どもが、生活の隙間時間で勉強をしている様子が見られたので
「自分なりに時間の使い方を工夫して取り組めているね」とほめるとします。
すると、子どもは『自分が頑張ろうとしていたことを認めてもらえた』と感じます。
これは、自己肯定感を育てることにつながり
これからも頑張ろうという気持ちになります。
中学生は体や心が大きく変化するためどうしても不安定になってしまいます。
それに振り回されてしまわないように、子どもの頑張りを認めて、支えてあげましょう。