中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは。個人指導専門塾の柵木です。
暑さは残りますが、時折吹く風に秋の気配を感じる今日この頃
皆さまいかがお過ごしでしょうか。
この時期、私たちが必ず中学生に言っていることがあります。
それは「今が一番つまずきやすい時期である」ということです。
理由はいくつかあります。
- 9~12月は行事が盛りだくさん、その準備もあって授業が進まないこと。
- 中1、2は、中3の部活引退により忙しくなるため、家での勉強が捗らないこと。
- 勉強の内容自体も、この時期が一番難しい
(数学なら方程式・関数、英語も中1は三単現のsなどつまずきやすい単元が多い)こと。
まとめると「授業が難しくなるのに家での勉強時間が取りにくい状態になる」ということです。
空いた時間に勉強出来ていた子も、
「そもそも空いている時間がない」と思ってしまい、勉強が出来なくなります。
では、どうすれば良いのでしょうか。
まずは、勉強時間を確保しましょう。
普段より自由に使える時間が少なくなるのなら、ちょっとした工夫が必要です。
この流れをやってみると良いです。
1.「何をしたら良いのか」をリストにしてみる。
おおまかで良いです。何をするべきかを思いつくままに書き出してみましょう。
習い事や勉強以外のことも書いてみてください。学校の宿題、塾の宿題の他にも大量に出てくると思います。
書き出すと全体が見えます。書いている暇がないという人も、5~10個ほど書き出す癖をつけておくと良いです。
2.やることを細かく分けてみる。
例えば、やることリストに「英語の宿題」と書くとします。
ただ、「英語の宿題」では、実際に何をやれば良いのかが分からず、何となく大量の時間が必要に感じるだけで、何も出来なくなってしまいます。
ですが、「英語の宿題」でも「教科書の書き取り」と「単語を調べる」と「単語の書き取り」とに分けて考えると、
教科書の書き取りだけならすぐ終わるからご飯の前にやろう、お風呂前に進めよう、と考えやすくなり
細かく進めることが出来ます。
まとめて2時間取れなくても、細かく10分20分なら取れる、ということはよくあるはずです。
まとめて時間をとることが難しい時には、小分けにして進めていきましょう。
そのために、まずはリストを作ってから進めてみると良いです。
短い時間で質を上げるという方法もありそうですが、この時期は絶対的に「量」が大事になります。
誰もが多くの量を取りにくいこの時期だからこそ、ちょっとした隙間時間に目を向けて、
細かく量を稼いでいくようにしましょう。