中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは。教室長の丹下です。
期末テストまでもうすぐですね。ここから勉強量・時間数ともに追い込みをかけていくところですね!
しかし、「勉強やらなきゃ!」と思っても
出来ない、なかなか集中力が続かないというお子さんもいるのではないでしょうか?
そこで、今回は「学習におけるライバル行動とその対策」をテーマにお話します。
行動科学において、増やしたい行動または減らしたい行動をターゲット行動と呼びます。
期末テストに向けて増やしたいのは、勿論「勉強する」という行動です。
一方、増やしたいターゲット行動、つまり「勉強する」という行動をジャマしてしまうものを「ライバル行動」と言います。
ライバル行動とは、勉強において言うと、
- スマホをさわる
- テレビを見る
- ゲームをする
などです。どれも「勉強する」という行動のジャマになるものです。
お子さんを見ていて、こういう場面に心当たりはありませんか?
- 勉強をするはずなのについついスマホに手が伸びてしまう、テレビを見てしまう。
- テレビは30分だけと決めていたのに、いつの間にか2時間もたっていた。
「勉強する」という行動を増やしていきたいという気持ちに反して、ライバル行動の割合が増えていってしまう・・・
というお子さんは多いものです。
このことに着目すると、
「勉強する」という行動を増やしていくためには、ライバル行動を抑えていく必要があることが分かります。
ライバル行動を抑えるための大切なポイントは、
- 環境を整える
- 誰かに協力してもらう
この2つです。
スマホやテレビ、ゲームなどが、目に入るところに置いてあっては、勉強に集中出来ないのは明白です。
まずは、それらのライバル行動を引き出しかねない物を、勉強する部屋に置かないよう徹底していきましょう。
ただ、お子さん自身がその必要性を感じ、自分の意志でやることは難しいものです。
そこで、保護者の方や周りの人が預かるなど、協力をしてあげましょう。
私も、テスト勉強の時期には
「勉強するときはテレビのない部屋でやること」
「自分の手の届くところ、目に入るところには時計やテキストしか置かないこと」
を徹底していました。
また、私の母は、私がリビングからなかなか勉強する部屋へ動かないなと思ったら、テレビを消し、
私が勉強に取り掛かってある程度時間がたつまでは、そのままテレビを消してくれていました。
最初はイライラもしましたが、それをやってくれていなかったら、全然勉強していなかったと思います・・・。
自分一人でなかなかライバル行動に打ち勝てないという時は、周りの協力が必要になります。
保護者の方が少しお手伝いしてあげると、本人の「勉強する」という行動を応援することが出来ます!
テスト勉強を始めるその前に、
勉強におけるライバル行動が何なのかを分析し、取り除く準備をしていきましょう。