中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
心配性な子、学力に関わらず自信が持てない子もいますが、勉強はやればやっただけ自信がつきます。
また、苦手な教科ほど伸びしろが大きいので、しっかりと勉強しておきたいところです。
ただ、期末テスト直前に、苦手とどこまで向き合うべきなのでしょうか。
全教科を勉強するのが前提
先ほど「苦手な教科ほど伸びしろが大きい」とお話しました。そのため、苦手教科を頑張れば全体的な点数がアップします。
しかし、苦手教科ばかり集中して勉強して得意教科には手をつけないのはNGです。
どんなに得意な教科であっても、人の脳はだんだん覚えたことを忘れるようにできています。
そのため、毎日の反復がとても大切になります。1つの教科の勉強にかける時間はバラバラだったとしても、すべての教科に取り組むようにしましょう。
得意な教科から勉強を始める
まずは得意な教科から勉強をスタートさせましょう。
これは、勉強に取り掛かるハードルを下げる、勉強へのモチベーションが上がる、勉強したことへの満足感を得やすい、といった理由からです。
期末テストに出題されるものは、ほぼすべて教科書に書いてありますので、教科書を「しっかり覚えられているか」といった確認の目で読んでいきましょう。
さらに時間に余裕があればワークで間違ったところをおさらいするのも有効です。
苦手な教科も効率よく勉強する
苦手教科を勉強するには当然時間がかかりますよね。期末テスト直前だと「時間が足りない」となってしまう可能性も高いです。
そこで、効率のよい勉強方法で苦手教科対策をしていきましょう。
具体的には、ワークの問題と答えを交互に見ながら行う勉強法です。
「ワークの問題を解く → 答え合わせをする」を1問ずつ繰り返すのがおすすめ。計算や英単語のように書かないと答えられない問題はメモ用紙に答えを書き込むと良いですね。
解いた直後に答え合わせができるので、記憶が定着しやすいです。
このときに、間違った問題にはチェックをつけておくようにしてください。
自分が間違ったのはどの問題か、何が理解できていないのか、が可視化されますので、そのあとの勉強もしやすくなります。
ワークは最低でも2周、理想は3周するのがポイントです。
1回目よりも2回目、3回目のほうが、正解率がアップしているはずです。
一方、1回目では正解していたけど2回目で間違った問題は、完全に覚えられていなかった部分ですので、こちらも再度学び直しすると良いでしょう。
時間があれば、全く理解できていない、理解するまでに時間がかかる、さかのぼり学習をしないといけない、といった問題に取り組むのも良いですが、テスト直前で時間がない場合は後回しにしてしまっても良いです。
ただし、テスト後にはしっかりとその部分を勉強するようにしましょう。
期末テスト直前は、「短時間で分からないところをどんどんつぶしていく」を意識しながら勉強に取り組みましょう。