中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは。個人指導専門塾の柵木です。
子どもたちに「勉強は楽しい?」と聞くと、楽しくないと答える子がほとんどです。
「めんどくさい」「わけがわからない」など理由はさまざま。
「怒られるから」というのもありました。
今日は「楽しんでできる勉強法」をお伝えしたいと思います。
わからないことをわかるようにするために勉強しているのに、その過程でわかってないことを理由に怒られるのは、お子さん自身も理不尽さを感じてしまいますよね。
やっても怒られる、成果が出なくて怒られる、経験のあるご家庭も多いと思います。
子どもがゲームを好きな理由もまさにここにあります。
ゲームは、成果が目に見えて分かります。
「相手に 3 回勝てば強くなる」分かりやすいですよね。
時間も忘れて必死で 3 回チャレンジするでしょう。
では、勉強はどうすれば楽しんでできるのでしょうか。
楽しめない理由は「義務感」でやってしまうこと、「達成感が湧かない」ことです。
達成感は目的(ゴール)がはっきりしないと生まれません。
ただ、勉強のゴールを「成績を上げる」「テストで 100 点を取る」にしてしまうと、
達成が遠くなる上に簡単ではないので息切れしてしまいます。
そこで、目的を「結果」ではなく「過程」に置くようにします。
つまり「漢字を覚えること」が目的ではなく「漢字を書くこと」を目的にします。
所々にスモールゴールを定めて積み上げていくようにしましょう。
具体的には下記のステップを踏みます。
1.達成したいことを決める(漢字を書けるようにする、計算が早く出来るようにする、など。)
2.そのためにする行動を決める(具体的な行動内容を決める)
3.期日を決める。(1 か月程度が目安)
その行動を決めるためには、できればコツコツ進められるようなものを決めると良いです。
1 日 5 種類漢字を練習する、計算問題を 5 問解く、など。
達成したら表に○をつける、出来たものをチェックしてシールを貼ってあげるなど、無理のない程度のご褒美もつけると、より続けやすくなります。
何でもないようなことですが、どんどん貯まることは結構楽しみにします。
ポイントカードのように 10 ポイントたまったら、ちょっとしたお菓子をあげるなども良いですね。
結果を重視するのではなくそのための行動に焦点を当てて進めてみてください。
実際にやっている子は、内容は変化していますが毎日続けていて、自然とテストの点数も上がってきました。
行動は一ヶ月続けることができれば習慣になります。
習慣になるまで、踏ん張れるかどうかが鍵となります。
勉強の習慣がついてない子には、必ず簡単な行動目標を設定して、まずは勉強の習慣をつけさせましょう。
スモールゴールについてはこちらの記事も参考にしてください。→「スモールゴールを使って先の目標を達成しよう」