中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
内申点という言葉を聞いたことはありますか。
『「内申点が受験に響く」なんて言葉を聞いたことはあるけれど、実際になんなのかよくわからない』という人も多いかと思います。
今回は、「内申点」とはなんなのか、そして内申点の点数が何に影響するのか、を基礎の基礎に立ち返って解説します。
内申点とは
内申点とは、簡単に言うと学校の成績を点数にしたもので、通知表に書かれている5段階や10段階の数字のことです。
内申点は、各都道府県が定めた計算方法で点数化しており、入試の合否判定では学力検査の点数とともに重視されます。
つまり、受験に合格するためには、当日の点数+「内申点」が必要なのです。
また、入試の点数が多少足りなくても内申点が高かったから合格できた、というケースもあります。
志望校に合格するためにも、高い内申点を取っておく必要があるでしょう。
「3年生から頑張れば大丈夫」は本当?
内申点は「3年生だけ頑張れば大丈夫」と思っていませんか。
実際、高校入試の際に3年生のときの内申点だけを使って評価を決める都道府県もあります。しかし、受験校の都道府県によっては3年間分の成績が受験に影響する場合があります。
また、1、2年生の時は低かったけど3年生になってから大幅に内申点を上げることができた、ということはなかなかできることではありません。
それよりも、1、2年生の頃から良い内申点をとっておいて、3年生もそのままの状態を維持する、という方が確実でしょう。
内申点を上げる秘訣
では、内申点を上げるにはどうしたら良いのでしょうか。
以下の3つのポイントが大切です。
①テストの成績
定期テストで高得点を取ることはもちろん大切です。普段の授業内で行われる小テストも気を抜かずに取り組みましょう。
②授業態度
普段の授業態度は内申点に直結します。もちろん私語や遅刻、居眠りは厳禁。積極的に挙手や質問をしたり、まじめな態度で授業を受けることが大切です。苦手な教科でも、授業態度が良ければ高い内申点を取れる可能性があります。
③提出物
出された宿題や課題は、決められた期限内に必ず提出しましょう。できるだけ丁寧に、最後まで仕上げたものを出すことが大切です。
また、例えば提出物とされているワークと一緒に、2周目3周目をノートなどにやったものを提出すると加算してくれる先生もいます。各教科の担当の先生に、正直に加点ポイントを聞くのも良いでしょう。
内申点とその上げ方について、理解できましたか。
受験を少しでも有利に進めていくために、今から少しでも内申点を上げて準備することが大切です。