中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
「勉強は習慣化が大切」と子どもに伝えて毎日声掛けしているのに、子どもがなかなか勉強を継続できない・・
そんなお悩みをお持ちの親御さんも少なくないかと思います。
人はラクなほうへと流れていくのが当たり前ですし、勉強する楽しさを実感していない子や勉強することでメリットが得られた体験のない子はとくに習慣づけしにくいです。
「うちの子も勉強にやる気を出してくれれば・・」と思う親御さんもいるかと思いますが、勉強の習慣づけにはやる気は必要ありません。
習慣づけにやる気が必要ない理由
「何度もチャレンジしているのに、毎回ダイエットが続かない」
「英会話を始めたのに、そのうち通わなくなってしまって時間とお金をムダにしてしまった」
「朝活をしようと思ったのに、三日坊主になってしまった」
今日から毎日〇〇をスタートしよう!とやる気をもって行動を始めても、長続きせずに挫折してしまった経験のある親御さんは多いのではないでしょうか。
日にちが経つにつれてスタートしたときの気持ちが薄れていって、それと同時に行動できなくなっていくのは当然です。
やる気・モチベーションは、目標や計画を立てたその時が一番高く、徐々に減っていってしまうものだからです。
勉強の習慣化を子どものやる気だけに頼るのは危険
これは子どもの“勉強の習慣づけ”でも同じことが言えます。
子どもがやる気をもって勉強を始めると、親としては嬉しいですし、応援したくなりますよね。
しかし、子どものやる気だけに着目して見守っていると、そのうちやる気がなくなっていき、行動しなくなっていってしまいます。
その段階で「あんなにやる気があったのに!またやる気を取り戻して!」と言っても、それは難しいことなのです。
そのため、勉強の習慣づけをやる気だけに頼るのは得策ではありません。
やる気だけに頼っていると「チャレンジしても失敗してしまった」という良くない体験を積み重ねる原因となってしまいます。
では、どうしたら良いのか?といった点を、次回お話ししていきたいと思います。