中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは。個人指導専門塾の三井です。
この時期、定期テストが終わってひと段落しているお子さんも多いかもしれませんね。
ただ、ここで気を抜かずに、テストで間違えた問題をやり直したり、苦手な単元を復習しておくなど
もうひと踏ん張りしたいところですね。
今回は、保護者様からのお悩みので本当に多い
『宿題以外の勉強をやってくれない!』
についてお答えしたいと思います。
「宿題を終わらせたらすぐゲームばかりで!
『宿題以外の勉強をしたら?』と言ってもなかなかやらない!」
このような悩みを持たれる保護者の方はたくさんいます。
ではなぜ、お子さんは宿題以外の勉強が出来ないのでしょうか?
答えは簡単で、、宿題以外の勉強のやり方を知らないからなのです。
「やり方が分からないって・・・。苦手なところをやれば良いのでは?」と思うかもしれません。
でも、苦手なところをやるには
お子さんは何をやれば良いのか考えるところから始めなければいけないのです。
これは、お子さんにとって宿題をやるよりもハードルが高いことなのです。
なぜなら宿題は先生が決めてくれるので、やることが決まっていますよね。
「苦手なところを勉強すればいいのに」、
「計算とか漢字とかなんでもいいから勉強すればいいのに」
これだと子どもからしたら何をすればいいのか分からないです。
宿題以外の勉強が出来ていないようなら、
何を勉強するべきか具体的に伝えてあげましょう。
そこで、始めはこちらでなるべく具体的に「何を」、「どうやって」勉強するのかを提示してあげましょう。
例えば
「月曜は計算ドリルで1 ページ、火曜は漢字を5 つ覚える、水曜は国語の教科書の物語を
2 つ読む…」と曜日で決めたり、「毎日家に帰って夕飯までの間は勉強の時間にする」など・・・。
「勉強しなさい」の一言だけでなく、その勉強の内容や勉強する時間までを
お子さんと相談して決めてみてください。
内容と時間を一緒に決めてあげるだけでも、勉強に対するハードルはガクンと下がりますし
自分できめたことであれば行動促進にもなります。
「毎週〇ページやったら、今月末までには〇ページ出来るね。」など
見通しを立てて目標を共有するのも効果的です。
宿題以外の勉強が進まないお子さんをお持ちの保護者の方は、是非参考にしてみてください。