行動科学で不安を和らげる!子どもが安心できる家庭のつくり方
こんにちは。個人指導専門塾の三井です。
今回は社会の、特に歴史の勉強についてお話したいと思います。
以前に書いた記事「家で理科と社会を勉強しましょう」、「理科と社会のノートまとめのコツ」でもお話ししましたが、社会の歴史で大切なのはただ重要語句そのものを暗記することではありません。大切なのは、その重要語句がどういった内容、事柄を表しているのかを理解することです。
例えば奈良時代に国民が課せられていた税の租、庸、調という単語だけを覚えていても、テストでは点数に繋がりません。きちんと「租は収穫量の3%の稲」、「庸は成年男子にかかる麻の布」、「調は成年男子にかかる地方の特産物」といったように、その語句の意味まで把握してやっと点数に繋がります。ですので、ただやみくもに「租、庸、調、租、庸、調…」と書いて覚えるのではなく、語句の隣にその説明まで書いて覚えることが重要です。
そして、歴史ではこれに加え、「時代を流れで覚える」ということも大切になってきます。
「どういった原因で幕府が滅んだのか」、「どういった流れで戦いが起こったのか」など、語句を単独で覚えるだけでなく、前後の流れの中で把握しないといけません。
テストや入試の問題でも「以下の4つの文章を年代順に並べなさい」といったような、流れを把握出来ているかが問われる問題も出てきます。そこで点を取るには、やはり重要語句だけでなく歴史を流れで把握していることが大切です。
上の画像は私たちの塾が使っている歴史の勉強用のシートです。年表を自分で書いてまとめることで、「いつに何が起こったか」、「どの時代にだれが活躍したか」等を頭で整理していきます。
実際歴史が嫌いな生徒にこのシートを4月から使ってもらい、日頃の勉強に取り入れてもらったら、「今回のテストで20点も上がったよ!」と嬉しそうに報告してくれました。
歴史が苦手なお子さんはテスト前にしか歴史の勉強をしない子がほとんどです。定期テストが終わりひと段落した今のうちに、是非上記のやり方を真似して日々の勉強に取り入れさせてみてください!