中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは、個人指導専門塾の服部です。
最近、温度差の激しい日々が続きますね。
テストはもちろんですが、子供たちの風邪など、
心配どころがたくさんです!
さて今回は、 「文章題や図形のトレーニング方法」について
お話しさせていただきます。
まず、「文章題」に関してですが、
実は小学校と中学校の文章題は全く違うものだという事はご存じでしょうか?
何が違うかと言いますと
「小学生のときに問われるのは意外と本質的な部分が多いが、
中学数学では本質的なところは問われない」というところです。
つまり、小学生では文章読解をして公式をを使いこなせるかが、重要なポイントになります。
しかし、中学からは「文字(式)を使った計算」がメインになってきます。
なので、中学数学では
①文章を素直に式(方程式や関数)にする力
②自分で立てた文字式を操作する力
が必要となります。
では、その文章題に必要な力を紹介したいと思います。
その必要な力は5つあり、
①文章の意味を正確に読み取る力
②読み取った文章を文字や数にして表す力
③聞かれたことを答えられるように式を立てる力
④聞かれたことにきちんと答えられる力
⑤立てた式を解くための計算力
と、言われています。
よく「国語力」が必要とも言われますが、
それは高度なものではなく、
本当に文章から何を求めたいか理解するための「国語力」が必要なのです。
なので、お子さんが文章題をやっているときに
「何を求めたいのかな」
と、質問をしてあげてください。
これだけで読み取る力+答える力はついていきます。
また、「文章を文字や式にして表す力」は
図などにまとめられる力を指します。
例えばき・は・じ(速さ)の問題などですね。
また、よく生徒にもやってもらっていますが
「どこを式にするのか」を考え、問題文に線を引いてもらいます。
それをやるだけでも生徒自身が
どういう目線で見ているのか理解できるので修正がしやすいです。
あとは立てた式を計算する力があればしっかりと問題は解けていきます。
5つの行程がありますが、
お子さん自身がどこで止まっているのか把握し、
的確な箇所を修正してあげれば、確実に「文章題」は解けるようになっていきます。
続いて中学数学の図形です。
まず、図形の問題を解くうえでは
「図形の性質の知識と考える力、表現する力」が必要になります。
図形の問題を苦手とする子は、「図を書いてみて」といってもうまく書けません。
そもそもイメージすることが出来ていないのです。
平行や垂直・ねじれなどそれがどういう状態なのか、
イメージして理解できれば図形で悩むことはありません。
なので、わからない生徒には紙などで実際に作り説明しています。
また、テキストをクルクル回して見たら意外にあっさりと解けたりもします。
イメージしやすい状態にすればスムーズに解けるようになるのです。
図が書いてあるなら、「問題にある条件」を書き込むなどしてあげれば
考え方(使う条件)はかなり絞られます。
(例えば平行、垂直、2等分など)
そのためには、教科書に書いてある
図形の性質や言葉の定義を暗記しなければなりません。
加えて、暗記するだけでは忘れてしまうので、
色々な問題を解き練習しながら身につけていきたいところです。
簡単にまとめましたが「文章題と図形のトレーニング方法」に関して
おわかりいただけたでしょうか?
難しく考えがちですが、実は意外に単純な行程なんです。
次回は自身が取り組んだことなどお話しできればと思います。
また、閲覧よろしくお願いいたします。