中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
テクノロジーやインターネットが発達・普及した今の社会で、なくてはならないスマホなどのメディア。
今回は、子ども・保護者ともにメディアと上手に楽しく付き合う方法を一緒に考えていきましょう。
デジタルネイティブとソーシャルネイティブ
- デジタルネイティブ
「Y世代・ミレニアル世代」とも呼ばれる。親御さんの世代。生まれたときから、インターネットと共に育っている。インターネット・携帯電話が当たり前にあった時代に生まれている。 - ソーシャルネイティブ
「Z世代」とも呼ばれる。お子様の世代。ソーシャルメディアが身近にある環境で育っている。スマホやSNSに幼少期から触れている。
私たち親世代と子どもたちの世代は、どちらもメディアに関わって育っていますが、微妙な違いがあります。
たとえば、デジタルネイティブが学生のときはガラケーを利用し、メールなどで1対1のコミュニケーションを行っていました。(リアルな友人関係を補完するのがガラケー)
一方、今の子どもたちはスマホを利用し、SNSを通じて1対大勢のコミュニケーションがとれます。(実際に会ったことがなくても、友人関係がスマホのみで完結できる)
メディア情報リテラシー
デジタルネイティブ世代よりも情報量が増え、大多数に向け開かれた環境を好むソーシャルネイティブ。
危険にさらされることなく健全な成長を促すためには、どのように育てればいいのでしょうか。
そこで、重要となるのが「メディア情報リテラシー」です。
メディア情報リテラシーとは、メディアからの情報を適切に判断し決定を下すこと。
簡単にいえば「メディアをきちんと理解して使いこなす」ということです。
お子様たちは生まれたときからスマホやSNSが身近にありましたが、それを正しく使いこなす「メディア情報リテラシー」は、生まれつき備わっているものではありません。
たとえば、カッターの正しい使い方が分からなければケガをしてしまうように、メディア情報の正しい取り扱い方が分からなければ、危険な目に遭ってしまう可能性や誰かを傷つけてしまう可能性があるのです。
使うもの自体が危険(悪)なのではなく、使い方によって便利なものにも危険なものにも変化してしまうのです。
私たち親が学生のころよりも、進化して便利になっているメディア。同時に、身を守る方法も身につけなければなりません。「騙されないように」というと耳障りが悪いですが、“賢くメディアと付き合うこと”が大切です。