中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
2020年、10年ぶりに学習指導要領が改訂されました。
今回は、子どもたちにとってこれからの時代を生きていくために必要な資質・能力についてお話ししていきます。
新学習指導要領の三本柱「知識・思考力・人間性」
新しい学習指導要領では、以下の3つの柱からなる能力を総合的に育んでいくことを目指すことが記されています。
- 知識・技能
- 思考力・判断力・表現力
- 学びに向かう力、人間性
「思考力・判断力・表現力」とは具体的に何なのか
3つの柱の中でも、②思考力・判断力・表現力が他の2つの要素を支える土台となります。
「思考力・判断力・表現力」とは、疑問に感じたことを深く考えたり、学んだ知識や技能をどう使うか判断したり、自分の興味を突き詰めて自分を更に理解することを指します。前回の記事で紹介したクリエイティブな仕事にも繋がる考え方の基盤となります。
まだご覧になってない方はこちらもご覧ください。→「あと20年で47%の仕事が無くなる!?オックスフォード大が発表した事実」
「思考力・判断力・表現力」は何の役に立つのか。
筋道を立てて、物事を多面的に考えること。
それは子どもだけに限らず、大人にとっても大切な能力と言えます。
もし「思考力・判断力・表現力」が欠けていたら、どんな人間になると思いますか。
自分の就きたい仕事が分からず、同じミスを繰り返すも原因がわからず、先の事を予想して行動することができず、言われたことしかやらない…..そんな主体性の無い人間になってしまう事にも繋がりかねません。
自分を深く理解し、人生を自分で選択して生きていくには、「思考力・判断力・表現力」は必要不可欠です。
AIが普及し、働き方が急速に変化しているこれからの時代では、変化を前向きに受け止め、社会や人生を、人間ならではの感性を働かせてより豊かなものにしていくことが期待されています。
子どもたちに必要な能力を育むためには、授業だけではなくご家庭の皆様の理解と協力が欠かせません。
皆様の働きかけが、子どもたちの「生きる力」を育むことに繋がります。