中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは。個人指導専門塾の柴山です。
4月も半ばを過ぎ、お子さんも少しづつ新しい環境になじんできている頃かと思います。
今回も、学校の授業や自主学習の際に欠かせない、ノートの書き方についてお話していきます。
突然ですが、質問です。
ノートの書き方が汚いお子さんに、
「しっかりノートを書きなさい」と言うことがあると思いますが、
「しっかりと書けているノート」とは具体的にどんな状態のことを言うのでしょうか。
これは、人それぞれ基準が違うと思います。
子どもにしっかりと書きなさいと伝えても、「しっかり」の具体的な正解がわからないので
ノートの書き方は改善されません。
「しっかりと」 「きれいに」 「ちゃんと」
これらの言葉は子どもに対してよく使う言葉だと思いますが
この言葉だけだと、どのような状態が
「しっかり」で「きれい」で「ちゃんと」しているのかがわかりにくいのです。
重要なのはノートの書き方にはどんなルールがあるのかを伝えることです。
「ちゃんとしたノート」という漠然としたイメージを伝えるのではなく、
書き方のルールを決めてあげることで
子どもはそのルールにしたがって書くことができます。
今回はそのルールをお伝えします。
ノートの書き方のルール
①定規で線を引く
②日付を書く
③テキストの名前、単元名を書く
④ページを書く
⑤丸付けは、〇かチェックのみつける(正しい答えは書かない)
⑥何を間違えたのかや、解くときのポイントなどを書く
⑦解き方が理解できたら「間違い直し」と書いて解きなおしをする
言葉だけでなく、実物を見せながらの方がさらにわかりやすいので、
見本の画像をお子さんに見せながらこれが「ノートの書き方だよ」と教えてあげましょう。
「ルール」を堅苦しいものとしてしまうのではなく、お子さんが行動しやすいツールと認識することで、
保護者の方がお子さんに行動を押し付けることがなくなります。
これに関連して、数学や英語のノートの書き方についてご紹介している記事も合わせてご覧ください。
人間は、そのルールに納得していれば、ルールに従うことをむしろ好みます。
ぜひ、ノートを書く時のルールをマスターして、後で見返した時「書いて良かった」と思えるノートづくりを
お子さんと一緒に目指してみてください。