中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは、教室長の丹下です。
新学年になって2か月が経ちましたね。
5月は行事ごとも多かったと思います。やっとひと段落というところでしょうか?
緊張もとけ、環境に慣れてくると、物事が少しずつ雑になってくることはないですか?
今回は「お子さんにノートを綺麗に書き続けてもらうためにするべきこと」についてお話します。
4月、新品のノートを手に、とてもきれいな字で、カラフルに見やすくノートを書いていた子が、
だんだん字が雑になり、何が書いてあるかよくわからないノートになってしまうということはないですか?
私たちの塾では、ノートをきれいに取る方法やメモ書きのコツを伝えています。
最初はその通りにやっていても、徐々に元のノートに戻ってしまう子は、非常に多いです。
そんな子に、
「ノートが汚い!前みたいにきれいに書きなさい!」
と怒っても何も変わりません。
その子たちに、以前のようなきれいなノートを書かせるために大切なことは2つあります。
- なぜノートの取り方を直した方がいいのかを伝える
- 直ったらすぐに褒める
子どもに「○○しなさい」と頭ごなしに言っても反発するだけです。
- 「線を引くときは定規を使った方が、自分の字がマスいっぱいに大きく書けて見やすくないかな」
- 「ページ数を書いておかないと、あとで丸付けするときやテキストを見返すときに、探すの大変じゃないかな」
「こうするといいことがある」とメリットや、「今のやり方だとこんな面倒なことが起こる」というデメリットなど、
そうした方がいい理由を伝えることを意識しましょう。
また、ノートがきれいに書けたら(もとのきれいなノートに戻ったら)必ずその場ですぐに褒めてあげましょう。
その褒められた経験が、いい行動を継続する源です。
また、ノートは人に見せないから(自分しか見ないから)雑になってくるものです。
毎日でなくてもいいので、
土日などたまにお子さんの学校のノートを見てあげて、「きれいに書けてるね!」と言ってあげるだけでも、
お子さんのやる気につながるでしょう。
ぜひ参考にしてみてください。