中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは。個人指導専門塾の坂口です。
梅雨に入り、天気が崩れやすくなってきましたね。
新学年になり、定期テストや各科目の小テストを一通り終え、
点数の伸び悩みを感じているお子さんや保護者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな方に見直して頂きたいのが、勉強方法の原点でもあるノートの取り方です。
勉強する上で、「自分は頭の中を整理できているかどうか。」を常に確認するということはとても大切です。
しかし、その土台となるノートがしっかりとれていないと整理どころではありません。
そこで、今回皆さんにお伝えしたいのは、ノートを見やすく作るための方法です。
ポイントは「用語や公式、答えを導き出すまでの経緯がノートを見て分かること」です。
そのようなノートを目指すために必要な具体的な方法は
- 線で用語と意味(解説)で仕切る。
- 3色で色分け「赤:最重要(絶対に覚えるモノ)」「青:補足説明」「黒:その他」する。
です。
大切なのはシンプルに書くことです。
使うペンの色が多かったり、重要語句が重要度の低い言葉にうもれていたりばらばらに書かれていると、
その煩雑さが無意識に気になってしまいます。
すると、大事なポイントを見落としたり、いざ見直したい場所を探そうとしても時間がかかったりしてしまいます。
どうせ書くのなら、後で使いやすく書きたいですよね。
ノートの詳しい書き方についてはこちらの記事を参考にしてください。
「しっかりと書けているノートってどんなノート?」
「テスト前、復習がしやすいノートの書き方」
ただし、ノートを丁寧に書いている子の中には、
「ノートを綺麗に書くことが目的になって、せっかく書いたノートを有効に使えていない」という子もいます。
保護者の方は、ノートが綺麗に書けたことを褒めるだけではなく、
そのノートを使うとどんな勉強がしやすくなるのかということについても一度話してみてください。
ノートを書くのが上手なのに使えていない子は、
ノートを使って復習をしたことがなくてやり方が分からないか、
ノートを使った復習の習慣がついていないだけです。
自分で書いたノートは、自分自身が一番理解しやすいノートです。
お友だちに写させてもらったノートよりも、
自分で考えながらまとめたノートのほうが、内容が頭に入ってきやすいのです。
ノートを綺麗に書くことで、先生に褒められるだけではなく
自分にもメリットがあるということをぜひ伝えてみてください。