夏休みは「勉強」だけでは育たない

8月に入り、夏休みもいよいよ中盤です。
夏休みが始まった頃には、「今年こそ計画的に勉強しよう」「宿題は早めに終わらせよう」と目標を立てていたご家庭も多いのではないでしょうか。
ところが、実際に何日か過ごしてみると、「予定どおり進んでいない」「宿題が思ったより残っている」「毎日勉強するはずだったのに、できていない日がある」ということも珍しくありません。
ここで、「計画どおりにできなかった=失敗」と考えてしまう必要はありません。
むしろ、長い夏休みを過ごしていく中では、予定が崩れたときに、どう立て直すかを経験することも大切な学びです。

夏休み前は、40日近い休みを前にして、つい理想的な計画を立てたくなります。
など、始まる前だからこそ考えられる計画もあります。
しかし、実際には旅行や帰省、学校行事、家族との予定、体調など、予定どおりにいかないことがたくさんあります。
そのため、途中で計画を変更することは、決して悪いことではありません。大切なのは、最初の計画を守り抜くことではなく、今の自分に合う形に修正することです。

もし宿題が予定より遅れているのであれば、ここで一度、現実的な計画に作り直してみましょう。
例えば、「残り10日で全部終わらせる」ではなく、
というように、小さく区切ります。
このとき、保護者の方が一方的に予定を決めるのではなく、
「今残っているのはどれくらい?」「いつなら取り組めそう?」
と、お子様と一緒に考えてみることがおすすめです。
計画を立て直す経験そのものが、将来、自分で予定を管理する力につながっていきます。

夏休みの途中で計画が崩れると、「最初からちゃんとやればよかったのに」と言いたくなることもあるでしょう。
もちろん、反省することも大切です。
ただ、それ以上に大切なのは、「じゃあ、ここからどうする?」と考えられることです。
昨日できなかったとしても、今日から再開できればいい。
3日続かなかったとしても、4日目にもう一度始めればいい。
この経験を繰り返すことで、子どもは「失敗してもやり直せる」という感覚を身につけていきます。
これは勉強だけでなく、これから先のさまざまな場面で役立つ力です。

夏休みはまだ続きます。
「計画どおりにできていない」と焦っているご家庭があれば、今からでも十分に立て直せます。
大切なのは、完璧な計画を作り直すことではありません。
今の状態を一度確認して、今日からできることを一つ決めること。
それだけでも、夏休み後半の過ごし方は変わってきます。
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