周りと差をつけたいなら、勉強時間を増やす前に「自分の弱点」を知ろう

2学期の中間テストが近づいてくると、「うちの子、まだ全然勉強していない……」「このままで大丈夫?」と、保護者の方が焦ってしまうことがあります。学校によってテスト時期は異なりますが、9月中旬から始まる学校もあれば、10月に入ってから実施する学校もあります。
テストまでの日数が少なくなっていると、「今からでは遅い」と思ってしまいがちです。でも、ここから大切なのは、勉強時間をただ増やすことではありません。
残り時間で、何を優先するか。
これを整理するだけでも、テスト前の過ごし方は変わってきます。

「テストまで毎日1時間勉強しよう」という目標は、一見分かりやすそうですが、実際には「1時間机に向かったけれど、何をしたのかよく分からない」ということも起こります。
そこで、テスト前は「時間」よりも「やること」を具体的にしてみましょう。
たとえば、「数学をやる」ではなく、「数学のワークを10ページ進める」「英単語を30個確認する」「理科の○○の範囲をもう一度説明できるようにする」といった具合です。
こうすると、勉強した量が目に見えやすくなります。
特にテストが迫っている場合は、「今日は何時間勉強したか」より、「今日やるべきことを終えられたか」を見たほうが、残り時間を有効に使いやすくなります。

テスト前になると、「もっと難しい問題をやらなければ」と考える子もいます。
もちろん、発展的な問題に取り組むことが必要な場合もあります。しかし、まず確認したいのは、学校で使っているワーク、教科書、授業プリントなどが十分にできているかです。
特に定期テストでは、授業で扱った内容や学校の教材が土台になります。
一度ワークを解いたことがあっても、「答えを覚えているだけ」になっていないかを確認してみましょう。間違えた問題を、答えを隠してもう一度解いてみる。それだけでも、自分の理解度がかなり見えてきます。
「一度やったから大丈夫」ではなく、**「今、一人で解けるか」**を見ることがポイントです。

テスト前にありがちなのが、「全部完璧にしよう」として、結局どれも中途半端になってしまうことです。
もちろん、苦手なところを全部克服できれば理想的です。でも、残り時間には限りがあります。
そんなときは、「全く分からない問題」ばかりに時間をかけるのではなく、「少し復習すればできそうな問題」から拾っていくことも大切です。
計算問題はできるけれど文章題になると間違える。英単語は覚えているけれど、英文になると分からない。理科の用語は知っているけれど、説明問題になると書けない。
この「あと一歩」の部分を見つけると、短い時間でも得点につながりやすくなります。

保護者の方も、「もっと勉強しなさい」と時間を増やすことだけを求めるのではなく、「今からだったら、どこをやったら一番点数につながりそう?」と一緒に整理してみてください。
テスト前に大切なのは、焦って勉強量を増やすことではなく、残された時間をどう使うかを考えること。
そして、「もう遅い」と思った日こそ、まず今日できることを一つ決めて始める。そこからでも、テストへの準備は変えられます。
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