中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは!個人指導専門塾の岡田です。
前回はテスト後の数学の勉強法について紹介しました。(まだご覧になってない方はこちらもご覧ください
→夏休み前!苦手な単元や科目を克服するテスト直しのやり方(数学編))
数学では前の学年の単元を根本から見直すことで、基礎力の底上げをしていく事が大切だとお伝えしました。
そして、数学と同様に積み上げ式で逆戻り学習をしていく必要がある科目。それが英語です。
今回は、テスト後の英語の勉強方法についてご紹介したいと思います。
保護者様や教室に通う生徒から「英語の逆戻りをしようにも、単語から始めるべきか、それとも文法を復習すべきか、優先順位がつけられません。」
というお悩みの声がしばしば寄せられます。
英語はおさえるポイントがたくさんあるゆえに何から手をつければ良いか難しい科目です。
そこで、まずは英語を読み書きする段階をレベル分けしてみましょう。
英語をレベル分けすると、①単語→②文法→③長文・英作文となります。
つまり、単語の力がなければ文法問題・長文問題は解きにくいのです。圧倒的に「単語力」が必要となってきます。
これは中学校の英語のみならず、大学受験にも同じことが言えます。
中学校の3年間において、約800ほどの英単語を覚えていく必要があり、定期的に「覚える→思い出す」を繰り返す必要があります。
テスト前、単語を「覚える」のはみんな必死にやります。ただ覚えようとするのはテスト範囲にされている単語だけ。
それよりも前に習った単語を「思い出す」過程を疎かにしてしまいがちです。
すると、昔習った単語や熟語が出てきた瞬間に、手も足も出ない状況に陥ってしまうのです。
私の経験から得た感覚ですが、普段の勉強に「2か月前に習った単語を思い出す仕組み」を作ると教室の生徒たちの覚えている単語の数が徐々に増えていきます。
期末テストが終わって何をすれば良いのかわからない場合を例に、よい方法をお伝えします。
例えば、期末テストの範囲が教科書のUnit2~Unit3だとして、そこで覚える必要のある単語数はおよそ40~50単語ほどだとします。
教科書の各Unitに書いてある英文を一読し、5秒間で思い出せなかった英単語を、どんどん書きださせていきます。
そして、それを10単語ほどに分けていき、毎日チェックテストをします。
こうすると、1週間ほどで期末テストの範囲内の単語を「覚えなおした」ことになります。
さらに、1週間で覚えたものをちょうど1か月後に書けるかどうかチェック→忘れていた単語があれば再びそれらを書きだして毎日チェックを繰り返していきます。
地道ではありますが、テストが終わったこの時期に「思い出す」習慣を身につけていく事でスラスラと英文が読めるようになっていきます。
是非お試しくださいね!