受験生の親子が描いた小さな成功の道筋:具体的な目標が未来を変えた
2024年ももうすぐ終わります。
この時期、「来年こそは」と考えているなら、新年に向けてお子様と目標を立てることをおすすめします。
目標を持つことで脳が「計画モード」に切り替わり、集中力や達成感を得やすくなります。
今回は、効果的な目標設定と保護者様ができるサポートのやり方をご紹介します。
【目標を立てる重要性】
目標を設定することで、脳は「プランニングモード」に切り替わります。
目標に向かって計画を立てることは、前頭前野を刺激し、集中力や問題解決能力を高めます。
また、達成感を得るたびに分泌されるドーパミンが、さらなる挑戦への意欲を引き出します。
逆に目標がない状態では、やるべきことが曖昧になり、脳はエネルギーをセーブしがちです。行動科学の観点からも、目標がないとモチベーションが持続しにくいことが明らかになっています。
「目標を立てること」「達成感を得ること」を繰り返すことで、良い状態をキープできるということです。
【具体的で現実的な目標の立て方】
1.目標を「具体的かつ現実的なもの」に設定する
「次のテストで数学を10点アップさせる」など、達成可能で測定可能な目標を設定しましょう。
その際曖昧な目標は避けましょう。「毎日10分間苦手分野を解く」のように具体的な数字を入れることがポイントです。
2. 短期・中期・長期目標を組み合わせる
短期的には「1週間で宿題を終わらせる」、中期的には「1か月後の模試で偏差値を3ポイント上げる」、長期的には「志望校合格」を目指すなど、段階的な目標を設定しましょう。
小さな成功を重ねることで、より多くの達成感を得やすくなります。
3. 子ども自身に目標を決めさせる
お子様自身が目標を決めることで、内発的動機付けが高まり行動が持続しやすくなります。保護者はアドバイザーに徹し、お子様が自ら決めた目標に寄り添いましょう。
4. 達成のステップを明確にする
「毎日15分復習」「週末に英単語を30個覚える」など、行動を具体化しましょう。行動科学では、大きな目標を小さなステップに分解することで、取り組みやすくなるとされています。
5.定期的に進捗を振り返る
月初と月末に「宿題が計画通り進んでいるか」などを確認しましょう。
成果だけでなく努力を評価することで、お子様の自己肯定感を高められます。「今月は毎日宿題を決めた時間に取り組めていたね」といったポジティブかつ具体的なフィードバックが、お子様の次の目標達成への意欲を引き出します。
保護者様が率先してサポートを
お子様の目標達成は、保護者様の環境整備や言葉がけで大きく変わります。
努力を認め、達成感を共有することで、お子様の成長を後押ししましょう。
2025年を親子で素晴らしい年にするために、ぜひ新年の目標を立ててみてください!