中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
前回は、こまめな休憩が学力に良い影響を与えることをお話ししました。テスト前は焦ってしまいがちですが、そんな時こそしっかりと休憩をとるのが大事です。
今回は、目安となる休憩時間や方法、お子様が良い休憩をとるためにできることを紹介していきます。
自分に合った休憩時間を見つけよう
「ポモドーロテクニック」では25分勉強したら5分休む、というのを繰り返します。25分の勉強を1ポモドーロとして、4ポモドーロごとに30分休憩の長い休憩をとります。
(25分勉強⇒5分休む⇒25分勉強⇒5分休む⇒25分勉強⇒5分休む⇒25分勉強⇒30分休む)
また、前回お話しした15分学習+5分休憩を繰り返す方法でも良いかと思います。
勉強を続けていくうちに、5分の休憩ではリフレッシュしきれないと感じる瞬間があるかもしれません。
そのような場合は、15分・30分など休憩時間を伸ばすのも一つの方法です。
おすすめの休憩の方法
こまめな休憩でリフレッシュができるように、休憩時間はどのような過ごし方をすればいいのでしょうか。
おすすめの休憩の過ごし方には、以下のような例があります。
- 音楽を聴く
- 飲み物を飲む
- 軽くストレッチをする
- 甘いものを食べる
休憩時間にスマホに触りたくなってしまうかもしれませんが、ゲームやSNSなどをしてしまうと「気づいたら15分経っていた!」なんてことになりかねません。
5分間アラームをかけて休憩をしつつ、熱中してしまうゲーム・SNS・マンガは避けましょう。
子どもが良い休憩をとるために親ができること
こまめに休憩をとるのは、お子様だけでは難しいかもしれません。
そのため、親御さんのサポートが重要になってきます。
- 時間を見て「休憩しようか」と声をかけてあげる
(見ていて集中力を欠いているようなら要注意。また、長く勉強しすぎているようなら休憩を促してあげてください) - お子様が休憩時間に食べられるようなちょっとしたお菓子を用意する
(糖分は脳を働かせるために必要です。とはいえ、たくさん食べてしまうとお腹がいっぱいで眠くなったり糖分のとり過ぎになりますので、適度な量にしましょう) - 「勉強しなさい」「今度こそは良い点数を取ってね」と言わない
(上記のような言葉は、お子様がプレッシャーを感じて休憩が取りづらくなるケースもあります。励ますとすれば「一緒に頑張ろう」など、寄り添った言葉がベストです)
前回もお話ししましたが、テスト前の焦りは不安からくるものです。お子様が努力しているのを褒めて、自信を持てるようにしてあげるのも大切。
お子様がこまめに良い休憩をとれるように、できる限りのサポートをしていきましょう。