中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
教科別教育改革のポイント解説、今回は英語編です。
英語に関する変化点はとても大きいので、ぜひチェックしてくださいね。
小学校における変化点
一つ目の大きな変化点は、今まで5、6年生で行われていた外国語活動が3年生からスタートすること。
週1コマ程のペースで「英語に親しむ」を目的にした授業が行われます。
また、5年生からは「教科としての英語」が始まります。
つまり、通知表で英語の評価がされるということ。「英語でのコミュニケーションスキルの基礎を養う」ことを目的とし、週2コマの授業が行われます。
二つ目の大きな変化点は、学習する単語数の増加です。
今回の教育改革で、小学生のうちに学習する目標単語数は600~700語程度になりました。
英単語は、英語に対する苦手意識の一番の原因と言えます。小学生のうちから英単語学習の習慣を身につけられると良いでしょう。
おすすめの英単語学習法
「英語の勉強=単語を覚えること」ではありませんが、自分で物事を考えたり、自ら発信するために知識は必要不可欠です。
英語を使えるようになるために、英単語の学習法を身につけて、知識を強化していきましょう。
おすすめのやり方は、
- 読み・書きをそれぞれ5回ずつ練習する。
- 次に、単語を隠して、何も見ずにその単語が書けるかどうかチェックする。
- 覚えていなければこの1.2.を繰り返す。
何かを覚えるときに大切なのは、ただダラダラ書くのではなく「何も見ずに書いてみる」こと。しっかり覚えているかをチェックしながら進めてみてくださいね。
中学校における変化点
中学校でも、学習する英単語数の増加は大きな変化点の一つです。
今までは約1200語でしたが、1600~1800語程度に増えています。
また、なんといっても一番の変化は、授業のAll-English化でしょう。
文部科学省発表の「グローバル化に対応した英語教育改革実施計画」によると、英語の授業は「英語で行うことを基本とする」という方針が示されています。
おすすめ勉強法
ぜひトライしていただきたいのは、普段の勉強に加えて「一日1分間、身の回りにある物をヒントにして英文を作ってみる」というトレーニングです。
例えば、「これはテーブルです。」「テーブルの近くにイスがあります。」といったように、自分の身の回りのことを英語で表現してみましょう。
初めは正しく言えなくても大丈夫。考えて表現するという過程を大切に、ぜひ取り組んでみてくださいね。