中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは。個人指導専門塾の柵木です。
先日は、GWに勉強をしなかった子がその差を埋めるためにどうすればよいか?を
小学生の方向けにお伝えしました。
本日は、中学生の方向けにお伝えしていきます。
中学生にとっては、GW明けは大事な定期テストも目前に迫っていてる学校も多いと思います。
でも、何から手をつけたらいいのか……。
勉強するとき、短い時間で効果を上げるためには
1.苦手な科目の単元・内容を分析し、ピンポイントで集中的に進めていく。
2.得意な科目ではあるがケアレスミスしやすい、という内容を分析し、徹底的に練習する。
この2つのことをすると良いです。
こういった勉強をしたことがあまりない、というお子さんは、まず
2.のケアレスミスしやすいところを徹底的に、という内容で進めたほうが良いです。
例えば
「計算はまあまあできるけど、ミスが多くて点数が低いんです。」というお子さんは、
逆に言えば「ミスを少なくすれば点数が上がる」のです。
これは「基本問題はミスが多いから、代わりに応用問題を解けるようにしよう!」とするよりもずっと簡単で取り組みやすいはずです。
もちろんケアレスミスを直すというのは簡単ではありません。
ただ、直す方法はあります。
それは「どんなケアレスミスをしたか、原因や理由を考えること」です。
この時期やってほしいのは、
1.問題を解く
2.○付けをして、間違いがあれば「どんな間違い、ミスをしたのか」その原因を書く←ここが大事!
(計算なら「+と-を間違えた」「8×4を36としてしまった」など)
3.間違い直しをする
4.2~3日後に、もう一度同じ問題を解いてみる
5.2.に戻る
を繰り返す時間を取ってください。
ポイントは2.で、その理由を考えることです。
間違えることは悪いことでも無く問題ないのです。
重要なのは「その後に正しくできるまで練習する」ということです。
むしろ多く間違え、多く練習したほうがいいです。
もちろん覚えたかどうかの確認のため、忘れきらないうちに再度解き直しをしましょう。
勉強の質を上げたいところではありますが、まず量をこなす練習をしないと質の向上は見えてきません。
間違いの理由を書いていくうち、自分はどういうミスが多いか分かってきます。
これが分析です。
そうして分析した内容を覚えて、繰り返さないように解いていけば、ケアレスミスは自然と少なくなり
結果点数向上につながります。
無理に難易度の高いことをせず、1つ1つ小さいミスを減らすように心がけていけば、
GWの差は埋められていきます。