
前回ご紹介した「行動課題」。
「やってみようと決めたものの、なかなか続かないんです」という声を頂きました。
続けることが難しくてつまずく人は多いものです。
今回は、行動課題を無理なく続けるポイントを2つご紹介します。
ご褒美を用意する
頑張ったら、ちょっとしたご褒美を用意してあげましょう。
例えば「問題集を1ページ終わったら5分間好きなことをしていい」など、身近で達成しやすいご褒美がおすすめです。
自分でご褒美を設定して取り組むことに慣れていないお子様の場合は、こちらから「1ページだけ頑張ろう。終わったら5分間好きなことして良いよ!」というように提案してあげると良いでしょう。
大切なのは「無理なくやる」
大きな目標に向かって一気に頑張るのではなく、小さな達成を積み重ねることが、結果的に大きな継続につながります。
大切なのは、無理なくできること、そして「また頑張ろう」と思えること。
ご褒美は、大げさなものでなくて大丈夫です。お子様自身が「これなら嬉しいな」と思えるものを一緒に考えてあげると、さらにやる気も続きやすくなります。
人に宣言する
行動課題を無理なく続ける2つめのポイントは「人に宣言する」です。
「今日から毎日、漢字を10個覚えるよ!」など、目標を家族やお友達に伝えてみましょう。
誰かに話すだけで、「頑張ろう」という気持ちがぐっと高まりますし、周りの人も自然と応援してくれるようになります。
また、家族の中で「今日の頑張ったこと」をお互いに話す時間をつくるのも、とても効果的です。
話すことで自分の行動を振り返ることができ、「お母さんお父さんも頑張ってるから私も続けよう」という気持ちも育まれていきます。
お子様が行動課題を前向きに続けていけるよう、ご家庭でもぜひ温かく見守り、時には一緒に喜んであげてください。
小さな積み重ねが、大きな成長につながります!