中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
子どもの年齢が上がっていくにつれて、友だち関係であったり勉強であったり、さまざまな問題に親が頭を悩ませることもありますよね。
さらに「うちの子は全然親のいうことを聞かない」「何度言っても同じ間違いをする」と、ため息をつく親御さんも少なくないかと思います。
そのような状態が続くと「自分の声かけが間違っている?」と考えたりするのではないでしょうか。
今回は、子どもへの声かけの仕方についてお話ししていきたいと思います。
性格のせいにして自己否定するのを避ける
たとえば「使ったものは、きちんとしまいなさい」といった声かけをよくするご家庭の場合、何度も同じような声かけをしているうちに、子どもが「だって、僕は(私は)こういう性格だから仕方ない」と思ってしまうようなケースがあります。
このように自分の性格のせいにしてしまうこと、自己否定をしてしまうことを避けるのが大事です。
「自分は頭が悪いから」「自分はコミュニケーション能力が低いから」と子どもが思っている状態は望ましくありません。
声をかける側の認識
子どもはそれぞれに個性や特性がありますが、その子の「性格・やる気」と「行動」は別のものであり、そのことを声かけする側が認識することが必要です。
「自分は勉強が苦手な人」「自分は運動が苦手な人」「自分は人づきあいが苦手な人」と、自分自身を否定すること・自分自身でレッテルを貼ってしまうことは、可能性を狭めることと同じです。
勉強が得意な子も苦手な子もいますし、それ自体は悪いことではありません。
しかし、勉強が苦手だから「勉強しない」「行動しない」のは良くありません。
肯定する声かけを
もしも、すでに子どもが自己否定する気持ちを持ってしまっている場合は、親御さんが子どもを肯定するような声かけをなるべくたくさんしてあげてください。
- 子どもの良い部分に目を向け褒める
- 苦手なことに取り組んだ姿勢を褒める
- 少しでも努力したら大げさに褒める
といったことを意識すると良いかと思います。
まずは親御さん自身が『性格・やる気と行動は別のもの』といった意識を持つようにしましょう。
そして、子どもの可能性が広がるように声かけできると良いですね。
普段の声かけの仕方を今いちど振り返り、子どもと接していきましょう。