中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは。個人指導専門塾の坂口です。
冬休みまであともう少しですね。
期末テストの結果を見てお子さんも保護者の方もいろいろ思うところがあると思います。
点数が良かった方も悪かった方も、この結果を次に生かすことが大切です。
勿論テスト前の頑張りは必須ですが、テストで点数を取るためには、普段から家庭学習に取り組んでいることが大切です。
そこで今回は「家庭学習での取り組みで必要なこと」についてお話します。
突然ですが、お子さんは勉強が好きですか?
胸を張って勉強が好きだといえるお子さんは少ないと思います。
勉強が好きになれない理由は人それぞれありますが、一番多いのは「分からない」の経験を積んでいることです。
勉強していて分からないことが続くと勉強することが嫌になってきてしまいます。
逆に「分かる」が増えたら楽しくなります。
そこで、勉強を好きになる一歩として「分かる問題から取り組む」という方法があります。
家庭学習の習慣が身についていないお子さんは、取り組む範囲を大人が決めてあげるのもひとつの手です。
私も入塾して間もない家庭学習の習慣がない生徒には、わざと簡単な問題ばかりを宿題にすることがあります。
まずは「家で勉強する」ことに慣れさせて、宿題をやりきることに達成感を持ってもらうためです。
また、簡単な問題でも決めた場所をやり切ることが出来たら、その場で褒めてあげることが重要です。
認めてあげることで、やりきったということをより自覚することが出来ます。
そして、次も頑張ろうと思うことが出来ます。
また、褒めるタイミングも大切です。
宿題をやってきて次の日先生に褒められるよりも、やりきったその場で褒めてもらう、
つまり即時性がある方が効果があります。
家庭学習でお子さんが決めた分だけやりきることが出来たら、ぜひ思いっきり褒めて「次も頑張ろうね」と伝えてください。
保護者の方が心から喜ぶ姿を見たら、子どもは次も頑張ろうかなと思ってくれます。
ぜひ家庭学習の習慣付けの一歩として、このことを念頭に声かけしてみてください。