中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは。個人指導専門塾の大谷です。
最近、東海地区の小中学校の宿題を確認すると、
「自主勉強 ●ページ分」などをよく耳にします。
必要な勉強内容は子どもたちによって違うので、
非常に効率の良い学習スタイルです。
ただし、これは「正しい勉強のやり方」が出来ていたら の話です。
子どもたちに自主勉強の内容を確認すると、
教科書をまとめた
学校のワークを進めた
漢字練習をした
計算ドリルを進めた
など。
確かにやっている内容を聞いていると、自主勉強って感じがしますよね。
しかし、実際にその自主勉強を行ったという単元の小テストをしてみると
大半の子はそのテストで点数を取ることができなかったりします。
保護者の方も、
「この前勉強したと言っていたはずなのになぜ出来ないのだろう?」
と思われた事は1度や2度ではないのではないでしょうか?
これは、お子様の能力の問題ではなく
まさに勉強の【やり方】の問題なのです。
やり方が間違っていれば、当然成果にはつながりません。
勉強をしているのに成果がでないケースは、大きく3つのタイプに分けることができます。
1 理解しているかのチェックの機会を作っていない
2 キレイなノートを作ることに時間をかけ過ぎている
3 ページをこなすだけの作業になっている
子どもたちにはまだ経験がありません。
そのため、この自主学習でどんな効果が出るのかイメージが出来ないのです。
勉強の「やり方が間違っている」のではなく、「やり方を知らない」のです。
もちろん、その子に必要な勉強の内容は、学年や時期によって変わってきます。
また、自主勉強など自主性に任せる事は確かに大切なことです。
しかし、小中学生の時点では周囲の大人の客観的な視点による
最低限のチェックは必要なのです。
「正しいやり方を知る」
これこそが、本当に意味のある自主勉強の第一歩です。