中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
科目別の効率的な勉強方法、今回は苦手な科目という人も多い中学英語についてお伝えします。
学年別で、具体的な勉強方法を解説します。
まずは中1から。
これから本格的な文法に入る中1は単語の暗記と予習メインで!
中1の場合は、まだ本格的な文法に入っていない学校が多いでしょう。
英語の力は単語力×文法力で決まります。
その中でも、単語の勉強は高校生になっても苦労する子がたくさんいます。
比較的余裕のある今は、先のことを考えて「単語の勉強のやり方」を模索しましょう。
単語の暗記でポイントとなるのは、覚えるタイミングです。
人間は何かを覚えることが出来ても、24時間後には約70%のことを忘れてしまうように出来ています。
それを忘れにくくするためには、繰り返し同じ単語を復習するしかありません。
暗記した次の日、復習したら「昨日勉強したのにもう忘れてしまっている…」とショックを受けてしまう子がいますが、
忘れているのは当たり前です。
そこで記憶力に自信をなくすのではなく、忘れるのは当たり前であるということを理解すると、うまくいくでしょう。
また、文法の予習は「学校から配られたワークをノートに解いてみる」という方法が良いでしょう。
わからなければ飛ばしてしまう問題があってもかまいません。
そのワークは、定期テストの前になると提出するよう言われます。
そのタイミングでもう一回やると、テストの前に少なくとも2回はワークを解くことになります。
また、「家庭学習を予習、学校の授業を復習」というサイクルをつくることができれば、授業中自信を持って手をあげることができます。
授業も楽しくなりますし、感心・意欲が高く評価されるというメリットがあります。
何が何だかわからなくなってきた中2、3生は中1の最初から復習しよう!
「定期テストではそこそこの点数が取れるけれど、実力テストになると英語の点数がグッと下がってしまう…」
そんな中2、中3は、1日1単元で良いので中1の最初から復習をしてみましょう。
英語は言語です。
全ての単元が繋がっています。
もし、中1の内容がわからなければそれ以降はすべてわからなくなる可能性のある科目なのです。
復習に使うのは中1の時に使っていた学校の教科書やワークで十分でしょう。
ただ、すでに答えを書き込んであると答えが見えてしまうので、新しくテキストを買うのもおすすめです。
比較的簡単で、薄く、単元ごとの切れ目がはっきりしているテキストが良いでしょう。
受験ギリギリで復習するのは非効率的です。
今のうちに、今まで習ったことを理解できているのか随時確認しましょう。
ただ、毎日長時間、英語の勉強に時間を使うことはできないと思います。
1日10分を目安に、自分の習熟度を見ながら毎日または1日置きに復習の時間が取れると、習慣化しやすいでしょう。
ぜひ挑戦してみてください。