行動科学で不安を和らげる!子どもが安心できる家庭のつくり方
今回は、教育現場におけるITの活用例と、教育のIT化によるメリット・デメリットについてお話します。
前回の記事をご覧になってない方は合わせてお読みください。
教育のIT化とは?~ITとICTの違い~
教育現場におけるITの活用例
教育現場ではどのようにITが活用されているのでしょうか。
例①:デジタル教材・デジタル機器を活用した授業
デジタル化されることで教材の配布が容易になり、多様な教材を扱えるようになるため、より工夫された授業が可能になります。
黒板に板書したものは、消してしまえば二度と見ることはできませんが、電子黒板やタブレットであれば、必要な時に必要な画面を映すことができます。
例②:オンライン授業
オンラインを活用することで、休校になった場合も授業を受けられます。
学校に通うことが難しい子どもたちも、学びの機会を失うことなく授業に参加できたり、専門家の授業や海外講師を招いた授業も可能になるでしょう。
教育のIT化のメリット
教育のIT化には、どのようなメリットがあるのでしょうか。
メリット①:学びの可能性の拡大
デジタル機器の活用により、写真や文字だけではなく動画などを取り入れることで、幅広い授業が可能になります。子どもたちの興味・関心を高めることにもつながるでしょう。
メリット②:効率的・効果的な授業の実施
今までプリントを配ったり、板書をノートに書き写したりしていた時間を短縮でき、考えを深めたり、クラスメイトと意見を交換する時間に充てるなど、より効率的・効果的な授業を行えます。
メリット③:児童・生徒に合った学習が可能
個人端末を利用すれば、児童・生徒の理解度に合わせた問題を解くことができます。個別に最適化された学習を実現できる可能性を秘めていると言えるでしょう。
教育のIT化のデメリット
では、デメリットにはどのようなことが挙げられるでしょうか。
デメリット①:インターネットを使う上でのトラブル
有害なサイトへのアクセスや、長時間にわたるインターネットの使用による健康被害などが懸念されます。
適切にインターネットを活用できるよう、教育のIT化を進める上ではネットリテラシーに関する教育も併せて行うことが不可欠だと言えるでしょう。
デメリット②:書く力や想像力の低下
パソコンやタブレットを使えば、自分で文字を書く必要がないため、漢字を自分で書く力が低下する可能性があります。
また、インターネットを使えばすぐに答えが得られてしまうため「どうしてこうなるんだろう?」と想像力を養ったり、自分で考える機会が減ってしまうことも考えられるでしょう。
正しく活用できれば、教育のIT化は多くのメリットがあります。
導入の方法や環境をしっかりと整えて、適切に活用できていくと良いですね。
◎参照
Logitec 詳しく解説!HDD・SSD「日本の教育IT化の現状は?IT化のメリットや海外での取り組み事例」
Logitec 詳しく解説!HDD・SSD「ICT教育とは?推進される背景やメリットデメリットを解説」