中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは。個人指導専門塾の田中です。
さて、皆さん本格的に授業が始まり、
新しい単元にたくさんであって覚えることも多くなってきているかと思います。
また、あと1か月もすれば中間テストが始まります。
新中学1年生にとっては初めてのテストになりますね。
今回は、前回に引き続きノートの書き方についてご紹介させて頂きますが、
「テスト前、見直しや復習がしやすいノートの書き方」についてお話しします。
(ノートの書き方については前回の記事も合わせて参考にしてください。→しっかりと書けているノートってどんなノート?)
テスト前に有効なノートの作り方にはルールがあります。
①ノートは1教科につき1冊。・・・後から、教科毎に見直しができる。
②だらだらと書き続けない。・・・テーマ毎に書き、ポイントで見直しができる。
③空白を残す。・・・補足情報や先生の発言などを後から書き込めるように。
④日付、タイトルを記入する。・・・復習を一定の期間で行うため。
⑤自分の言葉でまとめる。・・・教科書を写すのではなく、自分が理解しやすいように書く。
これらを守ってテスト前に見やすいノート作りをしてください。
授業を聞きながらノートを書くという作業は、
授業で聞いた内容を一時的に頭にとどめてそれを書き、
書いている間も話は進んでいるから聞いてまたそれを書く・・・ということの繰り返しです。
つまり「聞いて覚える」作業と「書く」作業を同時に行っているのです。
皆さん当たり前のようにやっていますが、実は意外と複雑なことなのです。
これをワーキングメモリ(作業記憶)と言いますが、この作業は人によって得意不得意のあるものです。
授業を聞きながらノートを書くということは、練習が必要で、その力には個人差があります。
なので、最初から完璧にこなそうとせず、まずは授業を聞くことを最優先にしましょう。
そして、授業中は要点だけ単語でメモし、
書ききれなかったことはあとで先生に聞いたり書けている友達に頼んで見せてもらいましょう。
そしてもうひとつ、板書に頼りすぎないようにしましょう。
よく、板書はノートに書き写せているがどんな内容だったか覚えていない。
という生徒がいますが、それでは本末転倒です。
授業で一番大事なのは、内容を理解したり自分で考えてみることです。
そのためには、やはり、先生の話をよく聞きましょう。
板書が追いつかないのであれば、まずは先生の話をよく聞き、
先生の話、特に接続詞や逆接に注意して聞いてみましょう。
その部分はとても大事なことを言ってくれているはずです。
そして、そのノートを使って復習を行い、
新学期、初めてのテストで高得点を取って良い波になりましょう。